ミラーニューロン 【岐阜市の接骨院、腰痛・むち打ち・交通事故はヤマモト整骨院】

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 お役立ち情報

 「なるほど」と思った事があったので紹介致します。

 以下<ほすぴ 第121号 日本成人病予防協会発行>の抜粋です。

 テレビを観ていて、主人公に共感して、一緒に喜んだり、憤ったり、涙したりしたことがある方も多いのではないでしょうか。このような「共感の気持ちは、私たちが社会生活を営む中で、人間関係を円滑にし、コミュニケーションの上でも必要不可欠です。

 共感とは、相手の立場に立って想像力を働かせ、相手の心を理解しようとすることです。この共感に関係しているのが、大脳皮質の前頭葉で見つかった「ミラーニューロン」という場所です。これは、次のようなまったくの偶然から見つかりました。

 イタリアの神経生理学者ジャコモ・リゾラッティらは、脳の研究でサルの頭に電極を設置して、実験をしていました。ある時、サルから離れたところに置いてあったエサをスタッフの一人がつかむと、突然サルの脳が活性化信号を出しました。スタッフは「サルもエサをつかんだのだろうか」とサルを見てみましたが、サルは手も口も動かさず、じっとスタッフを見ているだけです。もう一度同じ動作をしてみると、サルの脳は再び活性化信号を出しました。サルは手を伸ばさず、口も動かしていません。サルはスタッフがエサをつかむのを見ているだけなのに、サルの脳はサル自身がエサをつかんだ時と同じ反応を示したのです。さらに詳しい実験から、サルの脳には相手の行動を映すような神経細胞があることが分かりました。自分は何もしなくても相手が何かをするのを見ていれば、相手が行動した時に活発化する脳の部分と同じ部分が自分の脳でも活発化するのです。この神経細胞のことをミラーニューロン(鏡のような神経細胞)と名付けました。その後、ミラーニューロンは人間にも存在することが分かってきたのです。

 例えば、子供がバレエの練習をしているとします。踊っている先生を一生懸命見ていると、その子供の脳の中では先生の脳の活動している部分と同じ部分が働きます。上手な先生の手の動き、体の動きを観察していると、その先生の脳が活動しているように子供の脳が活性化されるのです。剣道などでも見取り稽古といい、高段者の体の動きを良く観察するよう勧めます。また、痛みを感じた時に活性化する脳の部分は、痛そうにしている人を見た時でも、実際に痛みを感じている人と同じ部分が活性化して、痛みに共感することができます。このように、ミラーニューロンは他者との感情の共有、つまり共感することにも役立っているのです。

 ミラーニューロンの働きはまだ完全には解明されていませんが、多くの経験をしてミラーニューロンを活性化させれば、他者への理解が深まり、人としての幅が広がる可能性を秘めています。

 以上

 よく、昔「see」ではなく「watch」だといわれたものです。上手な人の動きを見ることも動作獲得の上でとても大切なことですね。

 【岐阜市の接骨院、首・肩・腰の痛み、野球肘・肩、むち打ち、交通事故治療、酸素カプセルはヤマモト整骨院へ】

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