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Fasciaリリース
カテゴリ: 学び
今朝はまさに台風一過、空は晴天ですね。しかし岐阜は依然暴風雨警報にあり、強風に気を付けて下さい。
今回も各地で台風の被害出ています。被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。
さて、昨日は衆議院選挙でもありましたが、この台風の中、中部学院大学へFasciaリリースのセミナーに行って参りました。
最近、様々な疼痛性疾患の治療法として、エコーガイド下生理食塩水注射によるFasciaリリースが注目されています。
Fasciaとは筋膜および腱、靱帯、脂肪などの結合組織を指します。それらの組織に癒着などがあり滑走性が悪くなると疼痛を引き起こす要因になると言われています。
Fasciaリリースは、エコーによりその癒着、重積像を評価し、エコー下でその癒着、滑走不良部位に人体の浸透圧に近い生理的食塩水を注入することでその癒着を剥がし、組織の滑走性を改善させます。生食のため、体に注射を打つこと意外の侵襲が無いこと、エコーガイド下で行うためピンポイントで正確に病因に対して治療できることが最大のメリットと言え(Fasciaリリースの詳細はこちら)、ドラスティックな効果を期待できるようです。
我々はお医者様と違い患部に注射を打つなんてことはできませんが、手技療法によって癒着、重積像を解消し組織の滑走性を出すことは十分に可能なことであると考えられます。
近年の高性能のエコー機種であれば、筋膜の癒着、重積像は明瞭に評価できます。
さらに勉強、精進して日常診療に活かしていきたいと思います。
「効率的な投球動作の修得&球速アップの為のトレーニング」セミナー
カテゴリ: 野球肩 野球肘
昨日は「効率的な投球動作の修得&球速アップの為のトレーニング」セミナーに行ってきました。
講師は大学の非常勤講師や高校野球部のトレーニングコーチなどで活躍されている鈴木康博さん。以前にもお会いしてお話しさせていただいたこともある方ですが、WBCで大ブレークした千賀投手高校時代のピッチング兼トレーニングコーチをされていた方です。
大変勉強になりました。
ありがとうございました。
見逃されやすい野球肘
カテゴリ: 野球肩 野球肘
最近ブログの更新をさぼっておりました。
当初の予定では、大学を卒業し学生生活も終わることにより、時間的余裕ができ、以前よりもしばしば更新できるであろうと思っていました。しかし「人間忙しい!忙しい!といっているウチが一番良いんやよ」とよく患者さんに言われておりましたが、正にその通りで、時間に余裕ができても以前よりブログ更新の頻度は下がってしまいました(汗)
今回は見逃されやすい(発見し辛い)野球肘についてです。先ずは簡単に野球肘についてまとめてみます。
野球肘とは、特に投球動作により生じた肘周囲の損傷、障害(傷害)の総称です。大きく分けて、内側部の障害、外側部の障害、後方部の障害に分けることができます。
大人の野球肘は子ども野球肘のなれの果てであることが多いことから、骨端線閉鎖前の子ども(小・中学生)時期の野球肘に対する理解と対処が重要ということになってきます。
内側部の障害(内側型野球肘)には、上腕骨内側上顆部の剥離骨折やflagmentation(骨の分離・分節)、内側側副靱帯損傷などがあります。小中学生時期の野球肘の多く(約80%)はこの内側部の剥離骨折や骨の分離・分節です。残りの約20%を外側部や後方部の障害が占めることになりますが、中でも外側部の上腕骨小頭部に発生しやすい離断性骨軟骨炎には要注意です。発生割合は少年野球選手の100人に1人か2人の割ですが、野球肘のガンとも呼ばれ、難治性で以降の選手生命にも関わってくる病気です。と、ここまでは教科書的な野球肘の基本であります。
しかし最近、意外と多いな~と感じてるのが尺骨鈎状結節部の剥離骨折です。小学生にはあまり見られませんが、中学生から高校生にかけてしばしば見受けられます。内側部の障害のひとつにはなりますが、一般的には認知度の低い障害で、レントゲンでは異常が無いと言われ、しかし投球時痛があるということで来院されます。靱帯の損傷かな~などと言われていることも多く、しかしエコーや触診などでよくよく見てみると尺骨鈎状結節部の剥離骨折が疑われる所見が見受けられます。すぐ専門医に対診し連携して治療していきます。
(プロメテウス解剖学より)
中学生~高校生にかけてはっきりとしない肘の痛みが内側部にあった場合、これ(尺骨鈎状結節部の剥離骨折)を疑ってみることも大切です。
酸素カプセル
カテゴリ: 酸素カプセル
岐阜の高校野球夏の大会も終了しました。優勝した大垣日大の皆様おめでとうございます!
先日、施術&酸素カプセルを利用された患者様から嬉しい報告を受けました。
優勝校に敗れはしたものの過去最高のピッチングができ悔いは無い!と。
施術者冥利につきますね。多少なりとも力になれたようで良かったです。
非常に暑い日が続きます、皆様体調に十分お気をつけ下さい。
日本超音波骨軟組織学会(JSBM)
カテゴリ: 当院セミナー、勉強会、講師
先週日曜日は東京での特別セミナー「野球肘」{(株)SSB主催}の講師、滞りなく無事終了致しました。
引き続き7/23(日)に、静岡にてのJSBM(第37回 超音波ハンズオンセミナー 初級編)において少々働いて参ります。
菅谷系勉強会 in 岐阜 桂良太郎氏セミナー
カテゴリ: 学び
桂良太郎氏のセミナー行って参りました。
噂に違わず素晴らしい人柄とセミナー内容でした。
今、旬の“movement”、疼痛の改善やパフォーマンスの向上のために、適切な動作を身につけることは必要不可欠。
その正しい動作(movement)を身につけるために、評価の大切さ、改善計画の立案、コレクティブエクササイズ選択の引き出しの多さの必要性を再認識させていただきました。そしてベースとしての呼吸の重要性と大切さも再認識させていただきました。
このような超有名トレーナーの素晴らしいセミナーを岐阜の片田舎で受けられることはそうそうございません。
また、Dr、PT、柔整師、トレーナーなどが一堂に会して勉強させていただくこともなかなかある機会ではございません。
これからは、一人の患者様もしくはクライアントのために、Drを中心として皆がチームとしてその方を改善させていくという素晴らしい方向に向かっていると思います。
このような場を企画され、そしてお誘い下さいましたT.Dr、本当にありがとうございました。
肘関節(野球肘)特別セミナー
カテゴリ: 当院セミナー、勉強会、講師
柔道整復師(接骨院・整骨院)向けエコーセミナーのご案内です。
僭越ですが、講師務めさせていただきます。
主催 : 株式会社エス・エス・ビー https://www.sanshiro-net.co.jp/home/
早稲田大学大学院 人間科学研究科 卒業(修了)式
カテゴリ: 大学院
遅くなりましたが、卒業式の様子です。
学部時代には出席できなかった卒業式、堪能してきました。しかし相変わらずの雨男、最後まで雨に祟られます。
晴れの日に撮った大隈講堂のせておきます^^
その大隈講堂に卒業生入り口から入ります。
もうすぐ50才のおっさんはどうみても保護者ですが、決して保護者控え室へ誘導されてはいけません。
素敵なチア達が祝福してくれます(容量オーバーで動画のせられないのが残念)。
お世話になった先生方
鎌田総長のありがたいお話をいただきました。
藤本学術院長、西村先生のありがたいお話いただきました。
卒業生挨拶。
博士号取得者表彰。
最後に応援団の号令のもと、皆で紺碧の空&校歌を斉唱し興奮冷めやらぬまま終了。
学位記いただいてまいりました。
帰りにはなんと新幹線でサンコンさんとご一緒!サンコンさんにも祝っていただきました^^
鈴木秀次教授、最終講義&御退官記念祝賀会
カテゴリ: 大学院
少々以前のトピックではありますが…
大学院生生活では鈴木秀次研究室に所属しておりました。
鈴木秀次研究室は、人間科学研究科の健康・生命医科学領域にあり、人間の動きの研究である神経筋制御・バイオメカニクス研究室でした。早稲田大学人間科学部および人間科学研究科で一番多くのゼミ生を輩出されたと聞いております。現メジャーリーガーの青木宣親選手は先生ご自慢のゼミ生の一人です。
研究室の諸先輩方は大変優秀な方々が多く、諸大学の教授職に就かれている方はもとより、各機関で精力的に活躍されています。野球関係も多く、イチロー、山本昌が心酔していることで有名な初動負荷理論を提唱した小山氏や数年先輩で私もアドバイスいただいたことのある方は、現在では東京大学大学院であの桑田氏と野球の研究をされています。私自身も稚拙ではありますが学部時代は腰部の傷害と大腰筋の関係、院では野球競技と大腰筋の関係を研究させていただきました。
その神経筋制御・バイオメカニクス鈴木研究室のボス、鈴木秀次教授がこの3月で御退官されます。30年間早稲田一筋だったそうです。本当にご苦労様でした。そしていろいろご指導いただき、ありがとうございました。
そんな鈴木研最後の院生が私です。こんな私で良いのかと思いつつ、明日はとうとう卒業(修了)判定です。
最後に先生の御勇退記念、総監訳本を紹介しておきます。
H29年2月の発売です。
先生がWashington大学院生時代の朋友であられるRoger M. Enoka先生の著書。鈴木研の優秀な先生方が監訳されました。もちろん私など参加できません。
定価5,500円+税です。お値打ちです。よろしくお願い致します^^
修士論文提出
カテゴリ: 大学院
こんにちは。
またまた久しぶりの更新になってしまいました。
1月は大学院生としての集大成である修士論文関連などで臨時休診が多くなってしまい申しわけありませんでしたm(_ _)m
おかげさまで稚拙ながらも提出完了することができました。
そして先般には緊張の修士論文公開審査会も執り行わられ、なんとか無事完遂することができました。
(公開審査会後、ボス鈴木秀次教授と)
今後は臨時の休診少なくなると思われます。
どうぞよろしくお願い致します。
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(目次)
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