投球フォーム改善指導
投球フォーム改善指導を行ったご兄弟の親御さんからこのようなメールをいただきました。
とてもうれしく思うとともに、多くの方々の実情を象徴しているコメントで、皆さまの一助になればと思い、許可を頂きましたので、転載させていただきます。
ここから
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大変お忙しい所、急なご無理を聞いて頂きありがとうございました。
山本先生の一言ひとことに込められた納得性と信頼性の高いご指導に妻も子供達も不安から解消されて、気持ちが充実しております。
多くの人は、崩れたフォームに気付けなかったり、気付いてもどうやって修正したら良いのか分からないと思います。
暫く目を離している間に取り返しのつかない状態になってしまった兄にも希望の光が見えました。
本当にありがとうございました。
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ここまで
特に、
>多くの人は、崩れたフォームに気付けなかったり、気付いてもどうやって修正したら良いのか分からないと思います。
ここの部分で、
多くは何か変だけど、どこがどうおかしいのか具体的には分かっていないことが多いです。
昔、親御さんご自身がかなりのレベルまでやられていた方でも、ご自身の感覚的な部分でやってきたことが多く、“開きが早い”とか“手投げ”状態になっていることは分かっても、具体的にどこがどうなっているから、身体が開いている、もしくは、開いているということ自体がどのような現象を指しているのか理解している方は少ないように感じます。
指導していると、ある一つの動作をすぐに取得できる選手とそうでない選手はいます。それでも根気よく続けること、また違う視点からアプローチしてみると、すんなりとその動作ができてしまったりすることもあります。同じ現象を改善させるにしても、やり方は一つではないということ。逆に言えば通り一遍の指導でも良くないともいえます。それらは指導する側の引き出しの多さということになるでしょうか。
中にはちょっとイメージが狂ってしまっている子もいるのです。
上手な子、器用な選手は自由にやらせておけば良いのです。勝手に上手くなっていきます。こういう子に口の出し過ぎはよくありません。壁にぶつかったとき、助言を求めてきたときにヒントやアドバイスをしてあげれば良いのです。
いずれにしても、投球動作の原理・原則を理解して、そこから逸脱している部分を的確に見抜き、修正していけば、必ず変わってもきます。
小学生であっても、高校生であっても、何故この動作が良くて、これが良くないのか、どうしてこのように動いた方が良いのか、具体的な例を挙げるなどして極力説明するようにしています。
それは、メカニズムを理解していないと意味、効果も薄れてしまうからです。
感覚だけでは、いつか壁にあたったとき、本人の中で修正できなくなってしまいます。マウンド上では、誰も助けてはくれないのです。
元阪神タイガーストレーニングコーチの前田健氏は著書の中でこのように述べています。
「現状の曖昧な『感覚的技術論』を、具体性のある『動作の仕組みに基づく技術論』を理解し直し、そうした技術の捉え方を、もはや当たり前のものとして広く普及させ根付かせていくこと。これは、一刻も早く変えていかなければならない野球界最大の課題です。
『動作の仕組み』が広く理解されるようになることで、これまであったようなやるべき動作への誤解がなくなり、上達への道筋も明確に見え、一生懸命に努力する選手が素質に恵まれた選手と互角に競い合える。このような野球界に絶対にしなければなりません。」(バッティングメカニズムブック、ベースボールマガジン社)
今までは、感覚の鋭い子だけが生き残っていきました。これからは正しい努力をした子が生き残る時代になって欲しいものです。
ブログ・目次
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- 椎間板ヘルニア(4)
- 坐骨神経痛 梨状筋症候群(1)
- 腰椎分離症(4)
- 腰部脊柱管狭窄症(3)
- 変形性股関節症 臼蓋形成不全(1)
- 四十肩・五十肩(8)
- 石灰沈着性腱板炎(1)
- 肩こり 頚肩腕症候群 姿勢不良(1)
- 頚椎症性神経根症(1)
- 野球肩 野球肘(25)
- リトルリーガーズショルダー(1)
- 腱板損傷(2)
- 胸郭出口症候群(TOS) 野球(1)
- ベネット病変(骨棘)、投球障害肩(1)
- 変形性膝関節症(2)
- オスグッド(1)
- シンスプリント(1)
- 肘内障(1)
- 足底腱膜炎(足底筋膜炎)(1)
- 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)(2)
- ばね指(1)
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- 橈骨遠位端骨折(コーレス骨折)(1)
- ジョーンズ骨折(1)
- イズリン病(Iselin、第5中足骨粗面) (1)
- 顎関節脱臼(1)
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