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修士論文提出

カテゴリ: 大学院

 こんにちは。
 またまた久しぶりの更新になってしまいました。

 

 1月は大学院生としての集大成である修士論文関連などで臨時休診が多くなってしまい申しわけありませんでしたm(_ _)m

おかげさまで稚拙ながらも提出完了することができました。

 そして先般には緊張の修士論文公開審査会も執り行わられ、なんとか無事完遂することができました。

 

(公開審査会後、ボス鈴木秀次教授と)

 今後は臨時の休診少なくなると思われます。

 どうぞよろしくお願い致します。

日本野球科学研究会

カテゴリ: 学び

 12/3(土)、4(日)は仕事をお休みいただいて、大学院生として日本野球科学研究会に行ってまいりました。

 

 


 

 野球は日本では昔から人気のあるスポーツでした。しかし、近年ではその人気にも陰りが見え、野球人口の減少など先行きを不安視する声が大きくなってきました。それは少子化だけが原因とも言い切れず、従来からの経験則のみに基づく強権的な指導や旧態依然とした野球界の体質にもあると言われています。ゆえに近年のサッカー界に代表されるように、野球界も指導者の免許制度や科学的な根拠に基づく指導法、トレーニング法を構築していくことの必要性が唱えられています。戦後より日本の中で野球は絶対的な人気を誇っておりました。しかしそれが逆に胡座をかく結果となり、近年の野球危機を迎えているのかもしれません。

 

 

 日本野球科学研究会は、そんな野球界の今後の発展を願って発足している会とのことです。

最近では、今回、特別講演を行った桑田氏をはじめ、元プロ選手がスポーツ科学を大学へ学びに行き出しました。皆様ご存じの通り桑田氏は、早稲田大学大学院を出て、現在は東京大学大学院で研究活動を行っています。この両日も元メジャーリーガーで日ハム投手コーチの吉井氏や日ハム、中日に在籍していた木下氏が研究会にみえてました。もちろん皆超一流選手なのですが、自身がスポーツを行うことと、教えることとは別物であり、今後、指導者になる上で、スポーツ科学やコーチングを学ぶことの必要性を感じているようです。吉井氏は日ハム投手コーチをしながら筑波大学大学院で学んでいます。その他にも元ソフトバンク監督の工藤氏や元ジャイアンツの仁志氏も現在筑波大学大学院で学んでいます。

 

 

 この研究会は学術的な要素が強いため、内容をここに記すことは出来ませんが、内容は特筆的に面白かったです。もちろん面白いと言うのは笑える面白さではなく、わくわくするようなそして大変勉強になる面白さです。それはやはり現場のプロ選手達がアカデミックな世界に入ってきたからなのだと思いました。今までは、研究者は研究者の世界、現場は現場の世界、医療界は医療界の世界の中での話しをし、お互いの話しは通じ合わなかったのです。しかし最近ではこのように三者が三様の立場のみの考えにとらわれず、このような場でお互いの考えを理解することができるようになったことが大きな要因と思われました。

 

 

 余談ですが、桑田氏とは同い年です。

 実はこうみえても高校時代にボクも野球をやっており、桑田氏と練習試合をしたことがある........................................ひとと練習試合をしたことがあるというのがボクのひそかな自慢です笑

 

日本超音波骨軟組織学会(JSBM)

カテゴリ: 日本超音波骨軟組織学会(JSBM)

 昨日は、日本超音波骨軟組織学会(JSBM)に出席してまいりました。

 

 芦屋中央病院 整形外科医迫田先生は、スポーツドクターでもあられ、基本的には運動連鎖の改善を主眼とした保存療法を中心に、器質的問題に対しては鏡視下手術を得意とされ、肩・膝や股関節のFAIなど精力的に活躍されてみます。

 

 今回は肩の解剖と関節鏡のお話、大変勉強になりました。

 

 出席する度に勉強不足を痛感し、気を引き締められる学会です。

 

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 プログラム

 9:15~9:50 受付

 9:50~ 10:00  開会の辞・連絡事項 / 富田 孝次 賛助会員(茨城県)

 10:00~11:30  基調講演の部 / 座長:金田 晋 学会理事 (愛知県)

 『肩関節の鏡視解剖〜関節鏡で見る肩関節の世界〜』
 地方独立行政法人 芦屋中央病院 整形外科
 迫田真輔 先生

 

 11:30~12:30  症例発表の部 / 座長:山田 直樹 学会理事 (愛知県)

 Bennett病変、一症例
 山本  幸治(岐阜県)
 手指の骨折において超音波診断装置が有効であった1症例、
 超音波診断装置で評価が困難であった2症例
 前田  尚利(三重県)
 エコー新機種を使ったエラスト及びドプラーの読み方
 渡辺 正哉(愛知県)
 パネリスト:金田 晋(愛知県)、渡辺 正哉(愛知県)、奥村 卓巳(愛知県)

 12:30~13:30  昼食休憩 

 

 13:30~15:30  教育セミナーの部 / 初級編 観察部位 -「 肩関節 」-

 講師:奥村  卓巳(愛知県)

 インストラクター:山田 直樹(愛知県)、金田 晋(愛知県)、 渡辺 正哉(愛知県)、
 山本 幸治(岐阜県)、前田 尚利(三重県)
他、基礎運動器系超音波技師 資格取得者

 

 15:30~15:50  Q&Aコーナー

 座長:山田  直樹  学会理事 (愛知県)、金田    晋 学会理事 (愛知県)
 パネリスト:渡辺 正哉(愛知県)、奥村 卓巳(愛知県)

 

 15:50~15:55  アンケート記入

 

 15:50~16:00  閉会の辞 / 賛助会員 富田 孝次(茨城県)

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所沢キャンパス散策

カテゴリ: 大学院

 先日、大学に行った際、時間に余裕がありとても天気が良かったので、スクールバスに乗らず写真を撮りながら研究室まで歩いて行きました。

 

 到着しました。

 やはり田舎ですね^^

野球肘・野球肩

カテゴリ: 学び

 先日の土曜日は午後の受付をお休みさせていただいて、「第3回岐阜スポーツ整形外科研究会」に出席してまいりました。

 突然のお休みをいただき、ご迷惑をおかけしました皆様には大変申し訳ございませんでした。

 


 

 特別講演の山崎哲也先生は、スポーツ障害特に野球肘・肩に関してのご高名な先生です。今回の「成長期における肩・肘スポーツ障害の診方」と題しての、その数多くの経験談を元にしたお話には大変勉強になりました。

 

 横浜ベイスターズのスポーツドクターでもあられる関係から、「成長期における肩・肘スポーツ障害」といっても、主に成長期野球少年の肩・肘の投球障害のお話です。

 

 投球障害を診る場合、どの専門医も共通して訴えるのは、肩・肘単体を診るだけでなく、全身をしっかりと診る必要があるということです。

 投球動作は下肢で発生した力を体幹、肩、肘、指先へと伝達し、最終的に末端を作用させる運動連鎖で成り立っています。そのため、肩肘障害の根本原因を探るためには肩甲帯を中心とした全身の機能を診る必要があるわけです。

また成長期の子どもを診る場合、暦年齢と骨年齢の関係を考慮しておく必要があります。成長期の骨年齢には2~3年の幅があるとされています。すなわち、同じ10歳であっても早熟の子の骨は11~12歳くらいになっている子もいるし、まだ9歳以下の子もいるということです。なので同じ年齢だからといって同じ練習を課すことのリスクも考える必要があるということです。

 

 投球障害を診るチェックポイント(山崎先生)

 1. 肩甲胸郭関節

 2. 肩甲上腕関節

 3. 体幹・下肢

 4. 投球フォーム

 5. 投球回数・時間

 

 1. 肩甲胸郭関節

 ・肩甲骨下方偏位・上方偏位

 ・肩甲骨周辺の形態変化{棘下筋萎縮・肩甲骨下角周囲腫瘤(滑液包炎)}

 ・Elbow push test、Elbow extention test

 

 2. 肩甲上腕関節

 ・肩甲上腕リズム

 ・腱板機能テスト(Ssp test、Emptycan test、Fullcan test、Lift off test等々)

 ・後方タイトネス(CAT、HFT等々)

 ・関節弛緩性

 

 3. 体幹・下肢

 ・骨盤後傾位

 ・ステップ足、内旋可動域低下

 

 4. 投球フォーム(後方タイトネスなど体の機能を先に治す必要)

 ・ワインドアップ期 : 骨盤位

 ・コッキング前期 : 肘の位置

 ・コッキング後期 : 肘下がり

 ・フォロースルー期 : 股関節

 等々

 

 5. 投球回数・時間

 ・日本臨床スポーツ医学会ガイドラインの周知

 

 

 具体的疾患

 

 ○肩

 ・上腕骨近位骨端線障害

 石灰化の停滞、脱灰の繰り返し。

 肩甲帯を含めた全身的運動機能の低下を診る必要がある。

 ○肘

 ・上腕骨内側上顆障害

 ・MCL(AOL)の牽引

 ・回内屈筋群の牽引

 ・多くは剥離骨折ではなく骨化障害

 ・骨片残存は良くないか?-プロ野球選手の33%に残存

 ・外側部、上腕骨小頭障害(OCD)

 ・エコーが有効

 ・エコーによる検診の必要性、重要性

 ・先天的、内因的要因もあるか(受動喫煙に注目)

 ・一発での外傷性OCDもある(あまり投げていない子、急に投げ始めた子、等々)

 ・フリンジ(滑膜ヒダ障害)は子どもにはない

 ・握力や手関節機能低下との肘障害との関連性

 

 以上

 大変勉強になりました。今後の施術に役立てていきたいと思います。

水分補給について

カテゴリ: お役立ち情報

 梅雨も明け、8月に入り、非常に暑い日が続いていますね。

よりいっそう熱中症にご注意下さいませ。

 

 スポーツ活動時の水分補給について患者様より質問がありました。その際の私なりの返答を皆様に共有したいと思います。

 

 Q. スポーツドリンクは薄めて飲んだ方が良いと聞いたけど本当ですか?

 

 A. 通常のスポーツドリンクは成分が体組成に近く作られており、水分補給としてはやはり最適だと思います。しかしあまりたくさん取り過ぎると急性の糖尿病状態になってしまう恐れも無くはありません。糖分が含まれているのは腸での水分の吸収が良くなるからです。多くのスポーツドリンクは糖分6%前後です。4~8%位の糖分含有量が水分吸収を促進させると言われています。しかしここで落とし穴です。これはあくまでも通常時での話しです。運動をしていると、今まで胃や腸などの内臓に回っていた血液が、筋肉などの体表面状に多く回り出します(筋肉を動かすために)。すると胃や腸の循環血液量が減って、胃や腸の働きが低下します。そこへ6%の糖分を含んだスポドリは胃や腸へ負担をかけることになります。負担をかけるとともに吸収率が悪くなります。吸収率 が悪くなるのは腸での浸透圧が下がるからです。運動時の浸透圧は(まだ研究の段階ではありますが)2%位といわれています。すなわち激しい運動時は2%の糖分を含有したスポドリが良い!ということになります。6%では内臓に負担をかけると共に、水分吸収率も悪く、水分を取っている割に吸収されていないということになり、その分たくさん摂取することになってしまいます。そうすると当然糖分もさらに多く摂取してしまいます。
ポカリやなんかはアイソトニック飲料っていいますね。それはアイソトニック=等張性という意味です。浸透圧が一緒!ということです。運動中はハイポトニックが良いです。ハイポトニック=低張性という意味です。今ではハイポトニック飲料も売ってます。しかし少々お高いですね。なので結論としては薄めて飲めば良いということになります。薄める割合は大体半分くらいでしょうか。

 

 ついでに摂取のタイミングの話しもします。よく運動30分前に500mlの水分を取れといわれます。それは、通常の6%前後のスポドリを想定していて、体内にそれくらいの時間をかけて吸収されるからです。ゆえに、運動前にはアイソトニックを30分前に500ml摂取。運動中はハイポトニック(半分に薄めたスポドリ)をのどが渇いたと感じる前に摂取することが宜しいかと思います。

 

 

投球動作改善指導

カテゴリ: 投球フォーム指導

 遠方よりありがとうございました。

 

 

 

 許可を得た方のみ掲載しています。

 投球動作改善指導はこちら

大学院

カテゴリ: 大学院

 大学院ネタが少ないことに気付きました。

 中退になったのか?と思われるのも心外なので(笑)

 

 今年、院生2年生(M2)となり、順調に推移しております。

 

 特に昨年は非常にハードな日々が続き、火曜日仕事が終わり深夜高速バスに飛び乗り、西武新宿線、西武池袋線、スクールバス、シャトルバスと乗り継ぎ、水曜日早朝から研究室、授業、研究室。夜9:00研究室から最終のシャトルバスに乗り込み、その後スクールバス、西武…、そしてその日の深夜高速バスに乗り、木曜日の早朝岐阜に着き、そのまま仕事という日々を繰り返していました。

 

 

(早稲田スクールバス)

 

何時寝てるの?とよく患者さんにいわれましたが、高速バスも慣れてくると結構寝られるもんです(笑)。

 

(高速バス)

 しかし院ともなると課題やレポートなどで求められるクオリティーも学部よりさらに高く、さすがに挫けそうになるときもありました。しかし講義自体はとても楽しく、そして修士ともなると現役の学生も優秀で、全て英語だけの講義もあったり(汗)と、非常に勉強になるものばかりでした。

 

(川上先生と大学院修士課程のクラスメート)

 

 写真は川上先生の生体ダイナミクス特論。

 

 川上先生は筋組成を専門とされており、その道の世界的権威でもあります。以前より顔見知りであったこともあり、毎回講義後のランチもご一緒させていただくなど非常に懇意にしていただきました。川上研のカンファレンスにも参加させていただいたこともありましたが、発表者の説明からディスカッションまで全て英語でした(汗)

酸素カプセル

カテゴリ: 酸素カプセル

 高校生、中学生のスポーツ系部活動や小学生の少年団など活発な活動をする季節となってきました。

 

 それにともないケガ人や故障者も増加してまいます。

 

 試合や大会も毎週のように開催され、学生であってもケガとの戦いです。

 

 ケガの早期改善や疲労回復に酸素カプセル、やはり有効なようです。

 

 

 

 

 

 予約も密となり、なかなか思ったときに入れない状況となっております。

 

 予定が分かるようでしたら、事前に早めの予約をおすすめ致します。

 

 

テーピング

カテゴリ: お役立ち情報

 この時期、学生の皆さんは部活等スポーツ活動が一番活発になる時期です。

 それにともないケガも増え、少々のケガの場合、強行に試合出場しなければならないときもあります。

 

 そのようなときには、私との予定があえば早朝時間外でも、患部にテーピングをして送り出します。また試合でケガをして夜間に対応するときもあります。

 春から夏にかけてはこのようなことも多くなります。

 

 

 

 

 緊急の場合は取り敢えずお電話してみて下さい。

 

 基本的には電話は常時携帯の方に転送していますので連絡は取れるはずです。しかし、休みの日の多くは小学校の野球や、中学野球、もしくは高校の野球に行っており、夢中になっていると電話に気付かないことも多いのですが、不測の事態のときには何度もこりずに電話いただけますといつか気付きます(笑)

 

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受付・施術時間 (予約制)

 
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