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長引く痛みの原因は異常血管、新生血管によるものか!?

カテゴリ: JSBM

 久しぶり過ぎるほどの更新となってしまいました。

 

 昨日は日本超音波骨軟組織学会(JSBM)のフォローアップセミナーに参加してまいりました。

 

 

 運動器系超音波技師資格保持者のみのセミナーで、さらなるスキルアップ、ブラッシュアップを目的としたセミナーとなり、昨日も非常に内容の濃いものとなりました。

 

 従来、骨形状で判断するとされていた棘上筋、棘下筋の付着に対する最近の知見や判別法。
投球障害肩に見られるインターナルインピンジメントのエコーによる評価法。等々、再認識及び大変に勉強になるものでした。

 

 中でも、江戸川病院、運動器カテーテルセンター長の奥野祐次医師の難治性疼痛の原因となる異常血管治療は、これまでの常識をくつがえす可能性のあるもので、またまた、大変勉強になりました。

 

 奥野先生の異常血管(血管新生)治療については、数年前にもこのブログで触れたこともあり、数年後には、この異常血管(血管新生)理論が当たり前の常識になるのではないかと紹介した覚えがありますが、やはりかなり浸透しつつあり、今最も注目されている治療の一つといってもいいのではないでしょうか。

 

 これまでは東京の病院でしか治療を受けることができませんでしたが、各地の病院が興味を持ちだしてきているようです。直近では愛知県の病院でも、受診体勢が整うようです。今まで関東まで紹介することに気が引けていた患者さんにも、紹介することができそうです。

 

 そして、もう一つ注目に値する点は、奥野先生も仰られていますが、我々のような施術家でも徒手的に異常血管を消失させることができる可能性があるということです。術後、手術自体は成功したのに痛みが思ったように引かない例や、身近なところでは五十肩などの肩関節周囲炎、外側上顆炎などのテニス肘など、異常血管によるものと思われる病態は数多く存在します。

 

 異常血管はエコーでも確認できます。
奥野先生は、カテーテル治療によって異常血管に薬剤を注入して消失を図りますが、徒手的にも可能だとし、病院でも検証されているとのことです。事実、この治療を知ってから当院でもほんの数例しかありませんが、どこへいっても何をしても治らないと言われた患者さんに説明させて頂き、徒手的に異常血管にアプローチし、痛みの緩和をみたことがあります。

 

 奥野先生のカテーテル治療でも、その場で楽になる場合もあるが、おおむね2ヶ月後くらいから症状の軽減がみられるとのことでした。上記の当院でのアプローチはほんの数回でした。もしかしたら我々の施術でも、もう少し長い目で見ればもっと可能性があるのかもしれません。今まで痛みの消失を諦めていた方をもう少し救えるのかもしれません。
さらなる勉強、研究が必要なことを痛感した1日でした。

 

 江戸川病院
http://www.edogawa.or.jp/

 

 及び

 

 クリニカE.T.
http://www.etclinica.com/lp/

野球肘検診

カテゴリ: 野球肘

 先日の雨天を利用して、少年団低学年の子に対して、エコーによる野球肘のチェックを行いました。

 

 

 幸いにも今回は大きな問題は発見されませんでしたが、野球肘のガンとも呼ばれる外側型野球肘、離断性骨軟骨炎(OCD)は、無症状で進行、悪化していきます。痛みが生じて、おかしいなと思ったときには、病期がかなり進行してしまっていることも多くみられます。

 病状によっては選手生命をも脅かす傷病です。

 

 痛み等の症状が無いということは、今現在元気に野球をやっているあなたのお子様も罹患している可能性もあるわけです。

 好発年齢は小学5・6年生です。

 

 離断性骨軟骨炎を防ぐためには、早期発見が一番重要です。

 その早期発見にはエコーが威力を発揮します。

 

 

 すなわち、全く痛くとも何ともない子にも、野球をやっている以上、野球肘検診は必要なことになるわけです。

 

 団として、ご依頼いただければ、団体でのエコーによる野球肘チェック(無料)行うこと可能です。そしてそのとき問題が発見されれば、さらに精査するため専門医を紹介することになります。

 

 野球少年を救いましょう!

加圧トレーニング

カテゴリ: 大学院

 今年の4月より、早稲田大学大学院に通っております。

 

 今期、選択した科目の中には、「脳・運動の生理学特論」があります。あの加圧トレーニングの研究者であり特許者である宝田雄大准教授の授業です。

 

 先日は、その加圧トレーニングを体験してまいりました。

 

 加圧ベルトは、基本四肢(腕・脚)のみにしか巻けませんが、体幹に加圧効果を出す方法もあります。

 

 また現在、巷で行われている加圧トレーニングに対する苦言!?ちょっとここでは言えない裏話など、学んでまいりました(笑)。

 

 

 

 実は、このお腹を凹ます方法も。。。
 

祝 インターハイ全国大会出場!

カテゴリ: その他

 県岐商テニス部、井川直哉君

 

 インターハイ全国大会決定おめでとう!

 

 

 明日の個人戦も頑張ろう!! 応援してるよ!!

甲子園そして高橋純平君

カテゴリ: 野球

 昨日は、春の選抜高校野球、県岐商を応援しに甲子園球場まで行ってきました。

 

 毎月、県岐商硬式野球部へエコーを持参して、選手の身体を見に行っています。その彼らが最高の舞台で最高の力を発揮できるか大変気になるところです。

 

 

 

 今年の県岐商を語る上で、避けて通れないのは純平君でしょう。

 

 エースでキャプテンの彼は、プロのスカウトからも大変注目されています。彼に最初会ったのは一年生で入学したての時でした。まだあどけなさが残った自由奔放な笑顔のかわいい子というのが第一印象でした。当初は、まだ身体の線も細く、下半身の怪我が頻発していました。しかし、2年生になると身体もさらに大きくしっかりとしてきて、風格がでてきました。

 

 特にチームのキャプテンとなってから彼は大きく変わりました。たまにしか行かないボクだからそう見えたのかとも思っていましたが、今朝の中日新聞にも同様のことが載ってましたね。

 

 中日新聞といえば、前藤田監督の記事が写真と共に載っているのですが(3/30朝刊)、その右斜め前に移っている頭が実はボクです(誰も分かりませんね、失礼。笑)。

 

 立場が人を育てるというのはこういうことなのでしょう。キャプテンになってからの彼は自由奔放さは影を潜め、発言内容、自分の身体の状態に対する意識やチームに対する責任感等々、すっかりと大人の優等生に変身しました(優等生が良いか悪いかという議論はさておいて)。人はこんなにも変わるものかと思ったものです。

 

 当初はボクが行くと、「ここが痛いんです!」「ここの調子が何か良くないんです!」と、悪くいえばややネガティブ発言が多かったのですが、最近では「調子良いです!でも、チェックしてください!」と明るく元気よく言ってきます。

 

 試合は残念ながら完敗でしたが、文武両道を貫くなかでのベスト8は立派でしょう。

 

 

 彼自身もチームも課題がいっぱい見えたのではないでしょうか。

 

 夏にはまたひとまわり大きくなっていることでしょう。

 

 期待したいものです。

野球肘、手術の原因、児童期に

カテゴリ: 野球肘

 2015年3月18日、中日新聞の朝刊からです。

 

 愛知医科大学病院スポーツ整形、特任教授の岩堀先生の記事です。

 

 

 最近では、ダルビッシュ投手もトミー・ジョン手術を受けることになりましたね。

 

 靱帯を損傷すると最終的には手術しか方法はなくなります。

 

 メジャーはボールが滑りやすいから、とか、マウンドが固いから、とか、中4日のローテーションがどう、とかともいわれますが、医療サイドからの見地では、小・中学時代の酷使が大きな要因の一つであると考えています。

 

 成長期の骨は、関節の周辺はまだ軟骨組織が多くを占めています。そのため筋肉・靱帯よりも脆弱な弱い構造となっています。反復する牽引力で容易に剥がれる力が働きます。剥がれてこれば、当然痛くもなりますが、剥がれないまでも異常な骨化成長をきたすことも多いわけです。この肘の内側部の骨障害は、2年ほどまともに練習をやった野球少年では半数近くに何らかの病変がみられるとされています。

 

 肘に負担のかかる原因としては、①量、②強度、③フォーム不良。があります。

 

 ①投げる量が多ければ当然負担がかかります。②の強度は投げる強さです。全力投球は負担がかかります。

 

 絶対的な子どもの数が少なく、同学年で1チームができないような現在のチーム事情では、”できる子”は、上の学年の試合に出たり、必然的に主要なポジション(投手・捕手)をやることが多くなり、投げる量も増え、また速い球も投げられがゆえに物理的にも肘の負担量は増えます。特に5・6年生にもなってくると、毎週試合といった過密スケジュールとなり、勝ち進めば勝ち進むほど、負担がかかるということになってしまいます。

 

 成長期は逆に骨の再生も旺盛なため、数週間休めば痛みは消失し、普通に投げられるようになります。しかし、程度が悪いと骨の変形や遊離した骨片を残しています。これらが骨ができあがって強固になってきても、今度は靱帯に悪影響を及ぼすこととなります。
 そして最終的に“手術”になるわけです。

 

 鳴りもの入りで高校へ入った子が、肩肘が痛くなり力を出し切れずに終わってしまうこともしばしばです。
 高校の選手にもかかわっていると、頑張ってきた子ほど小・中学生時代の遺残変形が多く見られ、指導者側も「心の中で、小中学生時代にあまり無理をしないで~」と願っているようでもあります。
 よく「高校であの選手はつぶされた」なんてことも聞きますが、おそらくは違うでしょう。その前(小・中学生時代)が原因と思われます。
 プロ野球選手でも、小・中学生時代に無名だった選手の方が息がながいと言われるのも、うなずけるところでもあります。

 

 ③のフォーム不良。
 投げる動作というのは、子どもにとっては複雑な動作です。ましてや手の大きさに比して、ボールは子どもにとってとても大きなものです。ほとんどの子が不良なフォームで投げています。やっていれば、自然とフォームが正されてくる部分もありますが、それ以前に肘は悪くなってしまいます。

 

 大事なのは、肘に痛みが出現したら休ませること、投げすぎないこと、全力投球しすぎないこと、不良なフォームは正すこと。が必要になってきます。

 

 実はボクは、医療サイドであると同時に、現場(小学生のコーチ)にも行っています。

 

 コーチにいっていると、問題の複雑さがよくわかります。

 子ども達に、毎日コツコツと努力することを教えなければなりません。野球でキャッチボールはとても大切な練習の一つです。毎日キャッチボールをすれば野球は上手になります。でも肘には負担がかかります。

 毎日素振りすることもとても大切だとよくいわれます。イチローが毎日バッテイングセンターに通っていたというのは有名な逸話です。しかしバットを振る量も増えれば、腰の分離症、成長期腰椎疲労骨折の危険性が増します。何事にも全力を尽くすということも教えなくてはなりません。しかし全力投球ばかりしていると肘は壊れてしまいます。

 

 実はボクは根性論も大好きです。

 身体を丈夫にする、強くするには、身体にストレスをかけなければ丈夫になりません。しかしかけすぎると身体は壊れてしまいます。米田病院の米田實医師(日体協スポーツドクター)は、ストレスは適度であれば“クスリ”になるが、過度になると“リスク”になる。といっています。

 

 成長段階の子どもの身体はとても脆弱で、大人の身体とは全くの別物であるということを頭に入れておかなければなりません。

 

 我々指導者は、小・中学生はあくまでも育成段階なのだということを念頭に入れて無くてはなりません。

 力を抜いて投げることは、「手を抜いて投げること」とは同意ではありません。

 

 ある目標に向かって一生懸命努力することは、とても大切なことです。親子一緒になって勝った!負けた!と一喜一憂するのもとても素敵なことで、何事にも代え難いものがあります。

しかし、大人としてちょっと俯瞰して見れる余裕も必要なのだろうと思います。

 

甲子園球児との練習

カテゴリ: 野球

 昨日は、我が愚息を含めた少年団の6年生数名と、治療にみえている他の少年団をお誘いして、県岐商硬式野球部の練習の見学に行ってきました。最初のアップでは憧れの選手たちと一緒に走ることができ、子ども達はテンションアゲアゲでした。

 

 いつもアップはやらされてる感、満載なのに、これだけ楽しそうに生き生き積極的に取り組んでいる子ども達の姿を見ると、やはり練習は、創意と工夫だな~と感じる次第です。少年団6年間で一番まともにやったアップだったのではないでしょうか(笑)

 

 いつも練習で、あいさつしろ!声を出せ!と言われている小学生達は、駐車場に入ったときからの心のこもった甲子園球児達のあいさつや、練習中の無駄のない生きた声の出ていることにも感動した模様です。これを機に何か感じてくれるといいな~と思います。

 

 むやみやたらに挨拶をしっかりしろ!声を出せ!といわれても、子どもにとっては何の意味があるのか分かりませんね。逆にそのような挨拶を受け、生きた声出しを感じることで、自らが考え、その意味、必要性を感じるのではないでしょうか。

 

 普段、全く集中力の続かない子ども達だから、「もうそろそろ帰ろうか?」といったときに、予想外の「まだ見たい!」といった言葉が帰ってきたときに、連れてきてあげて良かったと思ったものです。

 

 今回の体験は子ども達にとって、とても貴重なものになったと思います。いつになく輝いていた目が物語っていました。

 

 県岐商のみんなありがとう!

 監督、コーチ、ありがとうございました!! またお願いします(笑)

 

 

 

 

日本超音波骨軟組織学会と口頭試問

カテゴリ: JSBM

 皆さま、こんにちは。

 実に久しぶりの更新になってしまいました。

 

 昨日は、日本超音波骨軟組織学会に参加し、研究発表とインストラクターを務めてまいりました。
 最近注目の股関節FAIの超音波評価、とても勉強になりました。我々の日常診療でもFAI(股関節インピンジメント)疑いは散見され、悩める患者様に多いに役立てることができそうです。
 また、午前中の名市大准教授、植田先生のTRPV1の痛覚過敏への関与もとても興味深いものでした。通常はカプサイシンを投与すると激痛であるが、痛覚過敏に対してはカプサイシン投与が痛みを軽減したりするとのこと。温感シップなどに含まれるトウガラシエキスもあながち捨てたもんではないと再認識。

 

 ここ数ヶ月は、先々週の卒論口頭試問を含め、なかなかハードな日々を堪能させてもらうことができました(笑)。そしてやっとホッと一息つけることとなりました。この一ヶ月くらいは更新頻度上がるかもしれません(笑)。

 

 しかしそれもここ一ヶ月くらいのことで、4月からは、また新たなステージに挑戦することにもなりそうです。それにともない、診療時間の変更も勘案中でございます。またあらためてご案内させていただきますが、何卒、今後ともヤマモト整骨院をどうかよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

(2015/02/16 日本超音波骨軟組織学会で)

 

 

 

(2015/01/31 早稲田大学にて)

投球フォーム改善指導

カテゴリ: 投球フォーム指導

あけましておめでとうございます。
 小学5年生君です。

 

 

 

 *許可をいただいた方のみ掲載しています。

 投球フォーム改善指導はこちら

バランスWiiボード、重心動揺計化その2

カテゴリ: スポーツ障害

 前回の重心動揺計以外にも、バランスWiiボードを使った物はあるようです。
 開発された方のご厚意でネット上に公開されています。

 今回は重心動揺とともに動的バランスやフォースプレートとしても使えるプログラム(http://www.eonet.ne.jp/~rpt/ リハビリテーションツール研究会様)に挑戦しました。

 またもや途中躓きましたが、何とかできました。

 そしてその数字の羅列であるデータを、簡単な操作でグラフ化させる方法まで載っています。患者さんに分かりやすく示すことができます。世の中には奇特な方がみえるものです(http://goonatorip.blogspot.jp/2013/03/wiipc.html ありがとうございました。)

 これも躓きながら何とかできました。

 こんな感じです。

 お年寄りなどは、転倒してケガをされて来院します。そのケガを治すことはもとより、少しでも転倒しにくい状態にまで持っていくのも我々の仕事です。

 このバランスWiiボード、何か役に立ちそうです。

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