冬の食中毒 ノロウイルス

カテゴリ: お役立ち情報

 成人病予防対策研究会発行
 「ほすぴ」より転載

 

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2.健康コラム【冬の食中毒に注意しましょう】 new!!
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 食中毒というと、夏場に多く発生する病原性大腸菌やサルモネラ菌などによる「細菌性食中毒」をイメージするかもしれませんが、冬場も夏場と同じように注意が必要です。

 冬場に多く発生するものは「ウイルス性食中毒」で、代表的なものがノロウイルスによるものです。
年間を通してみると食中毒の患者数の約半分はノロウイルスによるものです。
ノロウイルスは、感染力が強く、大規模な食中毒など集団発生を起こしやすいため、注意が必要です。
ノロウイルスにはワクチンがなく、治療は対症療法に限られるので、予防対策を徹底しましょう。

 

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ノロウイルスの特徴
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 ノロウイルスは、直径約3万分の1mmの小型のウイルスで、人の口から体内に入って、腸の細胞内で増殖して急性胃腸炎を発症させ、おう吐や下痢、腹痛などを起こします。

感染の原因は、主にノロウイルスに汚染された食品を飲食することによりますが、感染力が強いので感染者の糞便、おう吐物からの飛沫中のウイルス、感染者の触れた物や衣服などに付着したわずかなウイルスを吸い込むなどしても感染します。
感染者のおう吐物1cc中には約1万~1億個のウイルスが含まれています。

 

 <感染経路>
・人からの感染
患者の便やおう吐物から人の手を介して二次感染する場合
家庭や施設内などで飛沫などにより感染する場合

 ・食品からの感染
感染した人が調理などをして汚染された食品を食べた場合
ウイルスの蓄積した加熱不十分な二枚貝などを食べた場合

 

 <潜伏期間>
24~48時間

 

 <主な症状>
吐き気、おう吐、下痢、腹痛、微熱 など
通常は、これらの症状が1~2日間続いた後に治癒します。
幼児や高齢者、病気治療中の人は、重症化したり、おう吐物が誤って気道に詰まってしまったりなどの危険があります。

 

 <症状が現れたら>
脱水症状を防ぐために十分な水分と栄養の補給を行ないましょう。
また、医療機関を受診する際は、感染拡大を防ぐために事前に電話を入れ、医療機関の指示に従って受診するようにしましょう。

 症状回復後でも1~2週間、まれに1カ月にわたり糞便中にウイルスを排出し続けます。そのため、二次感染にも注意が必要となります。
また、感染しても発症しない場合があり、このような感染者からの感染拡大に注意が必要です。

 

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ノロウイルス予防のポイント
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 ノロウイルスによる食中毒を予防するためには、食品管理はもちろん、身の回りの衛生面に注意することが大切です。

 

 ●手洗い
調理前、食事前、トイレ後などは石けんを使って、指の間、爪
の内側まで丁寧に洗いましょう。

 

 ●食品への加熱
魚介類を調理するときなど、「生食用」と表示のないものは
中心部分を1分以上85℃以上で加熱しましょう。

 

 ●調理器具の消毒
まな板、包丁、食器、ふきんなどの調理器具や調理台は消毒
していつも清潔に保ちましょう。

 

 ●二次感染の予防
便や吐いたものを片付けるときは、使い捨ての手袋やマスク、
ペーパータオルを利用し、処理後はビニール袋に密封し、家
庭用の塩素系漂白剤など消毒液を加えて捨てましょう。
汚れた床や家具、衣類、調理器具などもしっかり消毒しまし
ょう。

 

 ●体調管理
ウイルスに対する抵抗力をつけるために、日ごろから適度な
運動を行い、栄養や睡眠を十分に取って体調を管理しましょ
う。

 

 <食生活のポイント>
食中毒を防ぐためには、ウイルスに対する抵抗力、免疫力を
アップさせる食生活を心掛けましょう。

 ・ヨーグルト、納豆など腸内の善玉菌を増やす食品を積極的
に取り、腸内環境を整えましょう。

 ・抗菌作用のあるハーブ、梅干し、玉ねぎなどの食品を利用
しましょう。

 ・1日3回の食事をバランスよく食べましょう。

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