四十肩、五十肩って結局なに?

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カテゴリ: 四十肩・五十肩

 

四十肩、五十肩で悩んでいる方は多いと思います。この世代に発症することが多く、どちらも違いはありません。

 

 

また肩関節周囲炎といった呼び方をすることもありますが、あまりピンと来ないので四十肩、五十肩で浸透していますよね。

 

 

そして驚くことに、江戸時代からあるのだとか…

別名“長命病”とも言われていたそうです。

 

エコー

(https://www.canva.com/photos/MADarPOGgHA-shoulder-pain/)

 

 

当院でも肩の痛みを抱えてご来院される方が多くみえ、軽度な痛みから強い夜間痛、肩を後ろに回したり、全く動かせないような激痛まで程度は様々です。

 

 

定義としては

 

 

なにかしらの関節内炎症によって肩関節に強い痛みを生じ,次第に肩関節の可動域制限が生じていく後に,疾痛が軽減して拘縮だけが残り,そして拘縮も経過とともに改善していく

 

(出典:村木孝行. (2016). 肩関節周囲炎 理学療法診療ガイドライン. 理学療法学, 43(1), 67–72.)

 

 

 

 

しかし四十肩、五十肩って何を指しているのかわからないという方も多いのではないでしょうか?

 

 

骨・軟骨・靭帯・腱・滑液包や関節包などが老化して、肩の周囲の組織に炎症が起こることが原因と考えられていますが、現在もはっきりとした原因はわからないとされています。

 

 

しかし、画像診断が進歩したことで少しずつ痛みの原因が分かってきた部分もあります。

 

 

MRI・CT・超音波エコーを使い組織の異常を把握できるようになってきました。

 

エコー

(MRI Shoulder joint Magnetic resonance imaging (MRI) - Canva)

 

 

エコー

 

 

例えば

・烏口突起炎

・上腕二頭筋長頭腱炎

・肩峰下滑液包炎

・腱板炎

・石灰沈着性腱板炎

・肩関節拘縮

など

 

 

いままでは詳しく診断できなかったため、ざっくりとこの年代で肩の痛みは四十肩、五十肩だろうとされていましたが、いまではこのような細かい診断名が付くこともあります。

 

 

四十肩、五十肩の痛みの経過は大体決まっており、ほとんどがこのような経過を辿ります。

 

 

凍結進行期(freezing phase)→凍結期(frozen phase)→解凍期(thawing phase)

 

 

そして平均して1~2年で治るとされています。

 

 

 

 

つまり一人一人の肩の症状や痛みの状況によって、その時にやるべきことと避けるべきことが変わり、病期にあわせた治療や運動療法が必要となります。

 

次回は痛みの段階によりどんなことをすべきかを書こうと思います。

 

 

 

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