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オスグッド徹底解説


👉膝下が痛い…それ「成長痛」では終わらせないで
ジャンプ、ダッシュ、ストップ動作。
競技レベルが上がるほど、膝への負担は大きくなります。
「膝のお皿の下がズキッと痛む」
「走る・蹴る・跳ぶで悪化する」
それはオスグッド(Osgood–Schlatter disease)かもしれません。
“成長痛だから仕方ない”で片づけると、競技力低下や長期離脱につながることもあります。
1|オスグッドとは?(医学的定義)
オスグッドは、脛骨粗面(膝下の骨の出っ張り)に大腿四頭筋(太もも前)の牽引ストレスが繰り返しかかることで起こる牽引性障害です。
成長期は骨がまだ柔らかく、筋肉の力に骨が耐えきれず炎症・痛み・隆起が生じます。
重要なのは:
❌「骨が弱いから」ではなく
✅「負担が集中する動き方をしているから」
2|なぜ競技者に多いのか?
論文レビューでは、オスグッドは以下の条件で発症率が高いとされています。
●ジャンプ・ダッシュ・キック動作が多い
●トレーニング量が急増
●大腿四頭筋の緊張が強い
●股関節・体幹の安定性不足
特に競技レベルが上がるほど発症リスクも上がる傾向があります。
3|論文で示されている主なリスク因子
🧠 内的要因(身体の特性)
✔ 大腿四頭筋・ハムストリングの柔軟性低下
✔ 股関節可動域の制限
✔ 体幹・骨盤の不安定性
✔ 片脚支持時の膝の内側倒れ(ニーイン)
🏃 外的要因(競技環境)
✔ 練習量の急増
✔ 連日の高強度トレーニング
✔ 硬いグラウンド
✔ クッション性の低いシューズ
「筋が硬い × 体幹が弱い × 量が多い」
この組み合わせが、膝下に負担を集中させます。
4|痛みのメカニズム(なぜ膝下だけが痛む?)
ジャンプやダッシュ時、大腿四頭筋は膝を伸ばすために強く収縮します。
その力は:
太もも → 膝蓋腱 → 脛骨粗面(膝下の骨)
へ伝わります。
成長期では:
●骨が未成熟
●付着部が弱い
その結果、
牽引ストレスが骨膜を刺激 → 炎症・痛み
という流れが起こります。
5|「成長痛だから放っておく」は危険
放置すると:
●痛みが慢性化
●骨の隆起が強く残る
●正座や屈伸で違和感が続く
●フォームが崩れ、別のケガを誘発
論文では、
症状が長期化すると競技復帰が遅れる傾向が示されています。
6|競技を続けながら改善するために重要な3点
① 痛みのコントロール(炎症管理)
●強い痛みがある時は負荷を一時調整
●冷却・圧迫
●連日の高強度は避ける
② 動きの評価と修正
膝だけ見ても意味がありません。
評価すべきポイント:
●片脚スクワット時の膝の軌道
●股関節の可動域
●体幹の安定性
●着地・踏み込み動作
「なぜ膝に負担が集中しているか」を特定します。
③ 筋機能の再構築
●大腿四頭筋の過緊張を抑える
●股関節・体幹の安定性を高める
●連動した動作を再教育
→ 膝への牽引ストレスを分散させます。
7|セルフケアの注意点(競技者向け)
❌ 痛い場所をゴリゴリ揉む
→ 炎症を悪化させる可能性あり
❌ 無理にストレッチ
→ 付着部への刺激増加
✅ 太もも全体の軽いケア
✅ 股関節・体幹の安定トレ
✅ 痛みが出ない範囲での練習調整
8|再発を防ぐために必要な視点
論文と臨床の共通点は:
「膝だけ治しても、動きが変わらなければ再発する」
つまり:
●股関節
●体幹
●着地動作
●練習負荷管理
“動作全体の最適化”が再発予防の鍵です。
9|まとめ|競技人生を守る選択を
オスグッドは:
✔ 競技者に多い
✔ 再発しやすい
✔ でも正しく対処すれば改善できる
「成長痛だから仕方ない」ではなく、
“競技を続けるための戦略的なケア”が必要です。
膝の痛みでパフォーマンスが落ちているなら、
早めの評価が復帰への近道になります。
【参考文献】
Menéndez et al. (2020). Osgood-Schlatter disease in adolescent athletes.
Kujala et al. (2019). Osgood-Schlatter disease: A review of literature.
Nakase et al. (2015). Mechanisms of Osgood-Schlatter disease.
StatPearls: Osgood-Schlatter Disease (2023)
シンスプリント徹底解説



1|シンスプリントとは何か?(病態と定義)
シンスプリントは、正式には Medial Tibial Stress Syndrome(MTSS) と呼ばれ、すね(脛骨)の内側に生じる痛みを特徴とした 運動誘発性の下腿痛 です。
痛みは通常、脛骨内側の中〜下部に沿って現れ、運動量や負荷が増すと悪化します。
MTSSは単なる筋肉痛ではなく、
・骨膜(骨を覆う膜)
・筋付着部
・結合組織
が繰り返しストレス(衝撃)を受けることで起こる ストレス障害 です。
この疾患は、ランニングやジャンプ動作を多用する競技で特によく見られ、下腿の運動負荷が高い競技者で発生頻度が高いことが多数の研究で示されています。
2|疫学:どれくらい起こるのか?
複数の臨床報告では、
・ランナーで 約13.6〜20% の発症率とされ、
・下肢障害の中でも 最も多い原因の1つ とされています。
この結果は、走行や跳躍などの繰り返し負荷が高い競技者ほど発症リスクが増すことを示しています。
3|リスク因子(論文ベース)
複数の研究・メタ解析で明らかになっているリスク因子を整理します。
✅ 内的(体の特性)
✔ 足関節背屈可動域の制限
✔ 下腿後面筋(ヒラメ筋・ふくらはぎ)の硬さや機能異常
✔ 先行ランニング傷害の既往
これらは、脛骨にかかるストレスを増やし、MTSS発症の確率を高めることが示されています。
✅ 外的(トレーニング・環境・用具)
✔ トレーニング量や運動負荷の急激な増加
✔ 路面が硬いグラウンド
✔ 不適切なシューズ・クッション性不足
こうした外的因子が累積ストレスを増加させることで、疼痛を誘発することが多いです。
4|病態メカニズム(研究からわかっていること)
MTSSの原因は単一ではなく多因子性です。
研究レビューでは、MTSSは
▶ 過度の衝撃負荷
▶ 骨・筋・結合組織への繰り返しストレス
の積み重ねによるストレス反応的な痛みと説明されています。
また、MTSS群では
・立脚時の足底圧分布の変化
・足関節の動きの違い
が観察されており、ランニングフォームや動的な負担のかかり方が関与している可能性が示されています。
これらは臨床的にも「単なる筋疲労」ではなく、
骨膜への繰り返しストレス負荷が主要な発痛機序であるという理解につながります。
5|診断(論文で示されていること)
MTSSの診断は、画像検査よりも 詳細な問診+身体所見の方が有用とされる研究もあります。
つまり:
✔ 痛みの場所
✔ 動作での痛みの再現性
✔ 他疾患(疲労骨折等)の除外
が診断の中心となります。
単なる検査だけで判断するのではなく、臨床的な評価が重要です。
6|治療・リハビリ(論文レビューの知見)
現時点の文献レビューでは
「これが最も正解」という単一治療法は確立されていません。
しかし:
🟢 ① 負荷管理(休息と段階的復帰)
・過度の衝撃を避ける
・痛みが出ない範囲から再開
が重要であることはどの研究でも一致しています。
🟢 ② 体の使い方・動作改善
・足関節の可動域の改善
・ふくらはぎの柔軟性向上
・着地の衝撃吸収の改善
これらはリスク因子として挙がった体の特性と一致します。
🟢 ③ シューズ・インソール
・足部荷重のバランスを改善することで
・脛骨ストレスが軽減したという報告もあります。
ただし「万能治療」ではなく、個々の動作評価と合わせることがポイントです。
7|再発予防と競技復帰の視点(研究+臨床)
論文では、繰り返し発生するMTSSは
▶ 足関節・股関節の機能不全
▶ 体幹の安定不足
▶ 再発時の運動負荷管理不足
が組み合わさっている可能性が示唆されています。
つまり:
局所の痛みだけでなく、全身の動作連鎖で評価し、負担を逃がせる身体を作ることが再発予防につながります。
結論(論文ベースでまとめ)
シンスプリント=Overuse pain(繰り返し負荷症候群)です。
発症には 内的/外的リスクが複合的に関わることが研究で示されています。
治療は単一手段ではなく、負荷管理+動作改善+フォーム評価が重要です。
【参考文献(References)】
・Deshmukh NS, et al. (2022). Medial Tibial Stress Syndrome: A Review Article.
・Bhusari N, et al. (2023). Shin Splint: A Review.
・Reinking MF, Austin TM, Richter RR, Krieger MM. (2016). Medial Tibial Stress Syndrome in Active Individuals: A Systematic Review and Meta-analysis of Risk Factors.
・Newman P., et al. (2013). Risk factors associated with medial tibial stress syndrome in runners.
・Menéndez C., Batalla L., Prieto A., et al. (2020). Medial Tibial Stress Syndrome in Novice and Recreational Runners. Int J Environ Res Public Health.
・McClure CJ & Oh R. (2023). Medial Tibial Stress Syndrome. StatPearls.
・S Bliekendaal, et al. (2018). Incidence and risk factors of MTSS. BMJ Open Sport Exerc Med.
膝の痛み、実は太ももの硬さが原因かもしれません


■ はじめに
「膝が痛くて階段がつらい」
「立ち上がる時に膝がズキッとする」
「運動すると膝の前が痛くなる」
こんな悩みを抱えて来院される方は少なくありません。
しかし、膝だけをマッサージしても、なかなか良くならない人が多いのをご存じですか?
その理由は…
実は“太ももの筋肉の硬さ”が膝に負担をかけているから。
当院でも、膝の痛みを訴える方の多くに、太ももの硬さが見られます。
■ 太ももが硬いと膝が痛くなる理由
① 大腿四頭筋の硬さで膝のお皿が引っ張られる
膝の前側にある「膝蓋骨(お皿)」は、太ももの筋肉(大腿四頭筋)とつながっています。
太ももの筋肉が硬くなると…
・お皿が前に引っ張られる
・膝関節の動きが悪くなる
・結果として膝の前に痛みが出る
特に
・走ると膝の前が痛い
・階段で痛い
・膝を伸ばすと痛い
という人は、このパターンがとても多いです。
② 太ももの裏(ハムストリング)の硬さで膝にねじれが生じる
裏側の筋肉が硬い場合は、膝がうまく伸びず、関節が“ねじれる”ように動いてしまいます。
これが
・膝の内側の痛み
・階段下りの痛み
・立ち上がりの痛み
につながります。
③ 太ももの外側(腸脛靭帯)の硬さでも膝に負担
太ももの外側が硬いと、膝の外側にストレスが加わり
ランナー膝(腸脛靭帯炎)
にもなりやすくなります。
スポーツをしている人、部活の学生に非常に多いです。
■ 膝が痛い人に多い “共通の特徴”
・太ももの筋肉がカチカチ
・膝に触ると痛いけど、押しても改善しない
・ストレッチ不足
・反り腰 or O脚気味
・体が硬い人
これらが当てはまるほど、太もも由来の膝痛の可能性が高いです。
■ 自宅でできるセルフチェック
● チェック1:太もも前の硬さ
うつ伏せになり、かかとをお尻に近づける。
→ 途中で痛い・膝が浮く人は硬いサイン。
● チェック2:太もも裏の硬さ
仰向けで片脚を上に上げる。
→ 45〜60°までで突っ張る人は硬い。
● チェック3:太もも外側の硬さ
横向きで寝て、上の脚を後ろに伸ばす。
→ 痛みや突っ張りが強い人は外側が硬い。
■ 改善するには「太ももをゆるめる」が最優先!
膝ばかりマッサージしても、太ももが硬いままでは改善しません。
● ① 太もも前ストレッチ
立ったまま足首を持ち、お尻に近づける
→ 20秒×2回
→ 膝前の負担が減る
● ② 太もも裏ストレッチ
片脚を前に出し、つま先を上げて前屈
→ 20秒×2回
→ 階段・立ち上がりの痛みが軽減
● ③ 外側のストレッチ
片脚を後ろにクロスし、体を反対側へ倒す
→ ランナー膝の予防に効果大
■ こんな人は早めに施術がおすすめ
・膝の痛みが2週間以上続いている
・歩き始めが痛い
・階段が特にツラい
・スポーツをすると悪化する
・太ももがガチガチ
これらは 膝の関節+太ももの筋緊張の悪循環 が起きている可能性が高く、セルフケアだけでは限界があります。
■ ヤマモト整骨院でのアプローチ
当院では、膝の痛みを
「膝だけでなく太もも・股関節の動きまで見て改善する」
ことを重視しています。
・エコーで関節・靭帯・筋肉をチェック
・太もも前後・外側の硬さを評価
・股関節の可動域・姿勢分析
・深層筋への施術で痛みを改善
・再発防止のストレッチ指導
膝の痛みは“原因を正しく理解すると”改善スピードが一気に上がります。
■ まとめ
膝の痛みは、
・太ももの前
・太ももの裏
・太ももの外側
これらの筋肉の硬さが原因になっているケースが非常に多いです。
膝を触っても良くならない…
という方は、ぜひ太ももをチェックしてみてください!
改善しない場合はいつでもご相談ください。
朝起きると腰が痛い…これって何?



朝起きると腰が痛い…これって何?
〜ぎっくり腰予備軍から寝具の問題までプロが解説〜
■ はじめに
「朝起きると腰が痛くてスッと立てない…」
「動き始めると少し楽になるけど、朝だけはつらい」
こういう相談はヤマモト整骨院でも非常に多い症状です。
実は、朝の腰痛は “体からのサイン” のひとつ。
放置するとぎっくり腰につながるケースもあるため、早めに原因を知っておくことが大切です。
■ 朝の腰痛の原因ベスト3
① 寝ている間に腰の深層筋が固まっている
朝は体温が低く、血流が最も落ちる時間帯。
そのため、腰の深部にある「多裂筋」「腰方形筋」が硬くなり、起き上がる瞬間に痛みが出やすくなります。
こんな特徴がある人はコレが原因の可能性大
・朝だけ痛い
・動いているうちに楽になる
・前後屈どちらも硬い
② 寝具(マットレス・枕)が体に合っていない
柔らかすぎる・硬すぎる・沈み込みすぎる・枕の高さが合っていないなど、寝具が体に合っていないと腰に余計な負担がかかります。
よくあるパターン
・腰だけ痛い
・横向きで寝ると腰が反る
・マットレスがへたってきている
※ ただ寝具は気にし過ぎてもダメです。
③ ぎっくり腰予備軍(関節の軽い炎症)
軽い炎症や関節のつまりが寝ている間に悪化し、朝に痛みが強く出るケース。
こんな人は要注意
・毎日少しずつ痛みが増えてきている
・朝の起き上がりがつらい
・前かがみや反る動作で痛みが出る
この段階で放置すると、本格的なぎっくり腰につながる可能性があります。
■ 病院で“異常なし”でも朝に痛い理由
レントゲンやMRIでは、
・筋肉の硬さ
・関節の微細なズレ
・動作のクセ
などは写りません。
ヤマモト整骨院では、
・エコー検査
・骨盤・姿勢チェック
・動作分析
で「本当の原因」を細かく評価できるため、朝だけ痛い症状にも対応できます。
■ 朝の腰痛を軽減する3つのセルフケア
● ① 起きる前に“ひざ抱えストレッチ”
布団の中でできる簡単ケアです。
やり方
1. 仰向けで寝たまま
2. 片膝を胸に軽く引き寄せて10秒
3. 左右3回ずつ
→ 腰の深層筋がゆるみ、起き上がりが楽に。
● ② 起きるときは“横向き→腕で起きる”
仰向けのまま起きると腰に強い負担がかかります。
正しい起き方
横向き → 足を床へ → 腕で支えて起きる
※ ぎっくり腰予防にも効果的。
● ③ 朝の軽いウォーキング
起床後1時間以内に5〜10分歩くと、血流が上がり、腰のこわばりが改善します。
■ 放置すると危険なケース
次のような人は早めの受診がおすすめです。
・朝の痛みが1週間以上続く
・起き上がりが毎朝つらい
・動いても痛みが残る
・過去にぎっくり腰を繰り返している
これは 筋肉の緊張+関節の炎症が同時進行 している場合が多いです。
■ 当院での施術(ヤマモト整骨院の強み)
ヤマモト整骨院では「原因を見える化」して再発しにくい状態をつくります。
・エコー検査で筋肉・靭帯・関節の状態を確認
・骨盤・姿勢のゆがみをチェック
・深層筋をピンポイントでほぐす施術
・動作・生活習慣の改善ポイントを指導
朝の腰痛は、原因が分かると改善がとても早い症状です。
■ まとめ
朝に腰が痛くなる主な原因は、
・深層筋のこわばり
・寝具との相性
・軽い炎症(ぎっくり腰予備軍)
ほとんどが 適切なケア+施術で改善できる症状 です。
「この痛みいつまで続くんだろう…」という不安がある方は、
一度お気軽にご相談ください。
アイシングについて


【アイシングについて】
“冷やす”は正しいのか?
患者さんがケガをしたときなどに、“先ずは冷やせば良いですか?”とよく聞かれます。
ケガやスポーツ後のケアに“とりあえず冷やす!”それは本当に正しいのでしょうか?
スポーツや日常生活で起こるケガに対する応急処置の基本はRICE処置です。
RICEとは
・Rest(安静)
・Ice(冷却)
・Compression(圧迫)
・Elevation(挙上)
の頭文字を取ったもので、保健の教科書にも出てくるような応急処置の基本中の基本とされているものです。
この中のIce(冷却)がアイシング(冷やす)という行為です。
ケガをした場合や過度のスポーツ活動でのオーバーワークによって患部に炎症が起こるために、その炎症を鎮めるためにアイシングを行うというのがこれまでの考え方でした。
しかし本当にそれが正しいのでしょうか?
最近ではその考えに疑問符が打たれるようになってきました。
先日、アイシング研究の第一人者、大阪歯科大学 解剖学講座 特任教授であられる荒川高光先生のお話を拝聴させていただきました。
簡単に要約してお話させていただくと、荒川教授らは組織を損傷させたマウスによる実験で、アイシングを行った群とアイシングを行わなかった群とで、アイシングを行った群は疼痛は軽減したが、筋再生は遅延したと報告されました。
筋再生にはマクロファージが重要な働きをしますが、冷やすことによってそのマクロファージの集積が遅延するということが分かったとのことです。
すなわち冷やすという行為は組織の回復を遅らせる可能性があるということです。
実はここまでのこのアイシングによる弊害は数年前よりいわれてきたことです。
最近になりまた新たなことが荒川教授らの研究により明らかにされました。
それは組織損傷が重度の場合と軽度の場合とでアイシングによる影響が違ったということです。
軽度筋損傷に対するアイシングは炎症性マクロファージの集積を遅らせるが、筋再生は促進させる!ということが判明したとのことです。
ムムム、とここで分からなくなります(笑)
すなわち筋損傷が重度のものにアイシングをするとその後の筋再生は遅延し、筋損傷が軽微なものに対してはアイシングをすると筋再生が促進される可能性があるということです。
ではどの程度が重度で軽度なのか?
わかりません(笑)
少なくとも野球の投球後などは軽微な領域に入る状態でしょう。
そうすると投球後のアイシングはやったほうが良いのかどうか?
これも未だ微妙です。
投球で筋損傷が起きているというわけではないからです。
投球後にアイシングした方が良いかと聞かれれば、今まで通り本人次第ということになります。
その本人が冷やして感じが良ければ冷やせば良いし、冷やさなければ障害を起こしやすいということもなさそうです。冷やすとマクロファージの集積が遅延することは事実なので…
いずれにしてもアイシングは筋再生には有利な面と不利な面があるということです。
アイシングは万能ではなく、“とりあえず冷やしておく”というのは、もしかしたら考えものなのかもしれません。
亜鉛について

【亜鉛】
亜鉛は代表的な働きとして味覚症状に関わるとよく言われます。
ただ、味覚に関わる以外にも、タンパク質の合成にも大きな働きをすることはご存じでしょうか。
筋肉は、タンパク質を食べてもそのまま吸収されず、一度アミノ酸に分解されてから吸収されます。
その後再びアミノ酸からタンパク質へ合成(再合成)されることで体内の筋肉となるのです。
そしてこの、タンパク質の再合成に欠かせない栄養素が亜鉛なのです。
亜鉛はミネラルの一種であることから代表的な補酵素の一種であり、酵素の働きを助けるタンパク質の働きを助けるといった働きも担っています。
代謝アップやターンオーバー、脂肪燃焼など、代謝酵素を優位にするためには必須の栄養素となります。
亜鉛の1日摂取基準量は約8∼10gですが、できればもう少し摂りたいところ。
摂りすぎも良くありませんが、お食事からの積極的な摂取を心がけましょう。
・牡蠣
・高野豆腐
・干ししいたけ
・レバー
普段の食事に取り入れていきましょう!


三笠宮百合子さまご逝去

令和6年11月15日、三笠宮百合子さまがご逝去されました。
御年101歳になられ、現在の皇室の最高齢だったとのことです。
私は東京での勤務時代、師匠の元に三笠宮家ご一家が施術にお見えになられていました。
髭の殿下として親しまれていた寛仁親王をはじめ信子妃殿下、百合子さまと崇仁親王までいらっしゃっていました。
師匠と一緒に施術に携わらせていただいていたのですが、私もそれなりに気に入っていただけ、私が一人で治療院をまかせていただいていた時にも頻繁に施術に来ていただけました。
若かりし頃は恐いもの知らずで、当たり前に施術させていただいておりましたが、今から思えばかなり恐れ多いことであったと感慨深い思いでございます。
またよく髭の殿下や信子妃殿下に連れられ、彬子女王、瑶子女王もお見えになられ、その際に幼少であった瑶子女王のサイン帳にサインを求められたのは私の数少ない自慢の一つです。
瑶子女王、まだそのサイン帳はお持ちでございましょうか?笑
毎年の年末には、師匠ともども赤坂の御用邸に招待され、施術と歓談をし年を越すことが恒例となっていました。
このような非常に貴重な経験や機会をいただいたこと、あらためて感謝申し上げるとともに百合子さまのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
睡眠と酸素カプセル



【睡眠と酸素カプセル】
私たちの体において、睡眠は非常に重要な役割を果たしています。
特に、血管の健康に与える影響は見逃せません!
質の良い睡眠は、血圧の調整や血管の柔軟性を保つために欠かせない要素です。
逆に睡眠不足や質の悪い睡眠は、動脈硬化のリスクを高め、心血管疾患を引き起こす可能性があります。
最近の研究では、良質な睡眠が体内のホルモンバランスを整え、特に血管の健康に重要な役割を果たすことが示されています。
睡眠中には血管を保護する成長ホルモンが分泌され、これが血管の修復や再生を促進します。
このため、十分な睡眠を確保することが、血管の健康維持に寄与すると考えられています。
酸素カプセルは、血中酸素濃度を高めることで自律神経が正常化し、質の良い睡眠をとるのに役立つと言われています。
酸素カプセルでは、気圧を1.1~1.3まで上げることで溶存酸素の量が約3倍に増えます。この溶解型酸素が脳や身体の隅々まで行き渡り、リフレッシュされることで、短時間でも質の高い睡眠が得られると言われています。
是非一度お試しください。
スーパーライザーの効果 星状神経節近傍照射


【スーパーライザー】
当院の施術においては、スーパーライザー活用させていただいております。
スーパーライザーとは何ぞや?
スーパーライザーの効果を今流行りのAIで調べると
スーパーライザーは、近赤外線をスポット状に高出力で照射する光線治療器です。
光の中で最も深達性の高い波長帯の近赤外線(0.6μm~1.6μm)を使用し、レーザーに似た特性を持たせています。
スーパーライザーの治療効果には、次のようなものがあります。
・障害のある部位の血流を改善し、めまいや耳鳴りなどの症状を緩和する
・ストレスなどで緊張している神経に直接作用して平常な状態に戻す
・眼精疲労に伴う、眼痛・頭痛・肩こりなどの諸症状の緩和や改善
・不眠症の改善や睡眠の質の向上
スーパーライザーは、ペインクリニックをはじめ各科で認められており、さまざまな医療現場で幅広く利用されています。
と出てきます。
スーパーライザー治療の特徴の一つに星状神経節近傍照射というものがあります。
星状神経節近傍照射とは、星状神経節に近赤外線を照射し、星状神経節ブロックと同じような治療効果を与えるもので、自律神経に作用し自律神経のバランスを整えることで、自律神経失調症など様々な自律神経障害の改善が見込めます。
ペインクリニックや内科、歯科、美容外科などでも多く使われています。
巷での料金は平均10分間4.000円位のようです。
しかし中には10分間8.000円という料金の病院もあるようです。
当院の場合は施術の一環としてスーパーライザーを使用しておりますので、施術料金に含まれておりますので安心してご受療いただけます。
変形性膝関節症 筋力を付ける
【変形性膝関節症】
変形性膝関節症は膝の関節にある軟骨が少しずつすり減り、歩行時に膝の痛みが出現する病気です。
立ち上がり動作や、階段の上り下り、特に階段の降下時は膝関節に負担が多くかかり痛みが強く出てきます。
関節の軟骨がすり減ってくるわけですから、酷くなると手術、股関節と同様、人工関節が適応となります。
しかし可能な限り自分の足(膝)で最後まで歩きたいのも心情です。
その場合は膝周りの筋肉を付け関節をサポートさせてあげる必要があります。
膝周辺の筋力を付けるのには、一般的にはスクワットであったり、レッグエクステンション、レッグカールなどが選択されます。
しかし実際の問題として、膝が痛い高齢者が重い負荷を用いたスクワットやレッグエクステンションなどできるわけありません。
余計に痛くなってしまうだけです。
筋肉はある程度負荷を与えないと育ちません。
しかし高齢者は重い錘など持って筋トレなどできないのです。
ましてや膝が痛ければ尚更です。
そのような時、当院では、カフトレーニング(加圧トレーニング)を行います。
カフトレーニング(加圧トレーニング)は血流を制限させることで、軽い負荷で高負荷トレーニングができるのです。
別名、低酸素トレーニングや加圧トレーニングともいいます。
加圧トレーニングというと、アスリートが行うもので高齢者などとんでもないと思われる方もいるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。
当院のMCトレーニングは医師・医学博士であられるふく田整形外科の福田博司先生が開発されました。
福田博司先生は長年加圧トレーニングに関わり研究され、その効果をより有効に発揮させるため、米国・ヨーロッパで行われていたRIC(駆血療法)を臨床に導入し短時間で自動調圧が出来るマルチカフを考案。そしてマルチカフにすることで、従来の加圧トレーニングよりもより安全性の高い低酸素トレーニングを可能にしています。
また3次元ハーモニック振動を搭載したパワープレートも、非常に軽負荷で効率の良い関節に無理のないトレーニングができ、高齢者の筋トレにはもってこいのアイテムとなります。
下記は超音波エコーで描出をした膝の関節の状態です。
変形性膝関節症の状態は向かって左側の画像です。
骨がボコボコしているのが分かるでしょうか?関節が変性しているのです。
また炎症を示唆する血流反応が旺盛な場合もしばしば認められます。
そして負担のかかった膝関節には水(水腫)が溜まることもあります。
このように軟骨がすり減ってくる痛みの強い炎症時期は、先ず炎症を鎮静化させ、痛みを抑制する施術を行ないます。
その後、痛みが治まってきた時点で、今後の予防と関節の保護を考慮し筋トレを行っていきます。
ブログ・目次
- 腰痛(7)
- 椎間板ヘルニア(4)
- 坐骨神経痛 梨状筋症候群(1)
- 腰部脊柱管狭窄症(3)
- 腰椎分離症(4)
- 変形性股関節症 臼蓋形成不全(1)
- 四十肩・五十肩(8)
- 石灰沈着性腱板炎(1)
- 肩こり 頚肩腕症候群 姿勢不良(1)
- 頚椎症性神経根症(1)
- 野球肩 野球肘(25)
- リトルリーガーズショルダー(1)
- 腱板損傷(2)
- 胸郭出口症候群(TOS) 野球(1)
- ベネット病変(骨棘)、投球障害肩(1)
- 変形性膝関節症(3)
- オスグッド(2)
- シンスプリント(2)
- 肘内障(1)
- 足底腱膜炎(足底筋膜炎)(1)
- 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)(2)
- ばね指(1)
- めまい メニエール病 良性発作性頭位めまい症(BPPV)(1)
- 橈骨遠位端骨折(コーレス骨折)(1)
- ジョーンズ骨折(1)
- イズリン病(Iselin、第5中足骨粗面) (1)
- 顎関節脱臼(1)
- 栄養(3)
- 低酸素トレーニング(加圧トレーニング)(2)
- 超音波骨折療法(LIPUS)(2)
- 体外衝撃波(2)
- 立体動態波 ハイボルテージ(1)
- スーパーライザー(2)
- 投球フォーム指導(38)
- パーソナルトレーニング(3)
- コンディショニングスペース(2)
- 酸素カプセル(6)
- トレーナー活動(7)
- 日本超音波骨軟組織学会(JSBM)(25)
- 東海野球傷害研究会(5)
- 健康管理士(3)
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)(3)
- 特別施術(5)
- LPST(腰椎・骨盤安定化)プログラム(8)
- お役立ち情報(21)
- 学び(41)
- 野球(12)
- 大学院(6)
- 当院セミナー、勉強会、講師(9)
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午前9:00~12:00
午後4:00~8:00
(土曜、日曜午後は7:00まで)
祝祭日施術有り。
(大型連休を除く)
休院日
水曜・日曜
所在地
〒502-0909岐阜県岐阜市
白菊町5-10
駐車場あり
058-297-1779
























