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なんでも筋肉の炎症!? 野球肘 中学生編
カテゴリ: 野球肩 野球肘
執筆者 山本幸治
先日、「なんでも筋肉の炎症!? 野球肘 小学生編」をお話しました。
今日は中学生編です。
中学生になってくると、個人差はありますが上腕骨内側上顆の骨端線は閉鎖し大人の骨になってきます。
そうすると肘内側部での脆弱部位というのも変化してきて、同じ内側部の痛みでも中学生になると損傷部位はやや違ってきます。
中学生になってくると、尺骨の鈎状結節にしばしば障害が発生するようになってきます。
しかしここがまたよく見逃されやすい場所でもあります。
前医で筋肉の炎症といわれ、1ヵ月投球中止にしていたけれど、投げ始めたらすぐに痛くて…といって来院される方多くいらっしゃいます。
程度の差はあれ、投げて投げられない痛みではないので、何度も繰り返し損傷を起こしていることを伺わせるケースもしばしば見受けられ、ひどくなると骨が隆々と隆起してしまっている子もいます。
小学生の上腕骨内側上顆の分離分節タイプより、やや時間は掛かる傾向はありますが、適切に対処、治療していけば、いたずらに長引かず治ってまいります。
尺骨鈎状結節部の状態を把握するのには超音波エコーが非常に有用となります。
なんでも炎症!とせずに的確に状態を把握し、治療にあたることが大切です。
外側上顆炎?テニスしてないのにテニス肘?
カテゴリ: 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
執筆者 門野隆顕
当院では肘の外側の痛みを訴えて来院される方が多くいます。
日常生活の中で手を使う際の何気ない動作や、物を持ち上げるときなどに痛みが出現し、徐々に強くなっていきます。
テニス選手やゴルフ選手などスポーツをしている人に多いですが、中にはテニスをしたことが無いのに病院でテニス肘と診断されたり、ネットで調べると症状が一致するなどで痛みが軽減せずに悩んで来院される方も少なくありません。
重いものを運ぶ動作や家事、デスクワークが多い人にもよく起こる症状で、必ずしもテニスをしているからなるわけではありません。
使用頻度の高い場所であり、我慢すると痛みが悪化していくため、早めに治療することをお勧めします。
テニス肘とは
テニス肘とは上腕骨外側上顆炎のことを指します。
上腕骨の外側上顆という場所に付着している筋肉が収縮し何度もひっぱることで徐々に炎症が起こり、慢性的な障害になったものをテニス肘といいます。
肘の外側には短橈側手根伸筋、長橈側手根伸筋、総指伸筋という3つの筋肉があります。
手を使う動作により何度も牽引されることで炎症が起き、テニス肘となります。
昔のテニスはバックハンドを片手で打つことが主流であり、その際に過度な負荷が外側上顆にかかり、痛める人が多かったことからこの名前が付きました。
また今のような高反発のラケットでなかったため、片手で強く打つ必要がありました。
現在は両手バックハンドが多くなり、ラケットパワーも向上したためテニス選手のテニス肘は以前より減少し、むしろ熟練者であれば内側(野球肘と言われる場所)に痛みが出ることも多いです。
ややこしいですが…
一般的な発生原因
外側上顆には物を持ちあげたり、雑巾を絞ったり、手首を反らせるときに使う筋肉が集まる場所となっているためフライパンを振る、買い物袋を手のひらを下にして持ち上げる、コップを持ち上げるなど普段からよく行う動作で負荷がかかり痛みが出ます。
さらに症状が進行するとペンで字を書くことやパソコンのキーボード操作、マウスのクリックなどでも強い痛みを感じるようになる場合もあります。
強い負荷に耐えられる筋肉でないため、繰り返し使うことにより筋肉や腱と骨の付着部に炎症が起こりテニス肘になります。
40歳以上の主婦にも発症率が高いことから、加齢による筋力の衰えや変性、性別などとの関連性も指摘されています。
当院の治療法
一番の治療法は手を使わないことです。
負担がなくなるわけですから最善の方法ですが、日常生活を送るうえではまず不可能です。
まずは日常の中のどんな動きで肘に負担をかけ、痛みを出しているか原因を探り、状況を把握してから治療を行います。
超音波エコーでの病態把握
超音波エコーで骨や筋肉、腱の損傷程度、ドップラーでの炎症反応を確認します。
「正常な肘のエコー」
濃い白色のラインが骨となります。左側は上腕骨、右側は橈骨です。
骨の上にある川のように流れている繊維が筋肉です。
これをフィブリラパターンといいます。
この正常な肘のエコーでは骨に損傷がなく、筋線維がきれいに描出されます。
骨が損傷されると表面に不整像が確認でき、筋肉が損傷されるとドップラーにより炎症反応がみられ、フィブリラパターン(筋線維)の消失が見られます。
「筋肉に損傷が見られる肘」
ドップラーによる筋肉の炎症反応が見られます。
赤くなっている所が炎症反応を起こし、血液を集めて治そうとしている場所です。
また健側に比べて患側の筋肉の幅が大きく、腫れていることが確認できます。
「骨に損傷が見られる肘」
この写真では筋肉の繰り返しの牽引力により、骨が剥がれて小さな白い欠片が見えます。
フィブリラパターンも消失しており、筋肉の損傷が確認できます。
エコーで病態をしっかり把握することで、どのように治療すべきかを決めることができます。
そして経過をたどりながら現状を確認し、治癒を目指します。
ハイボルテージ・超音波・コンビネーション治療
痛みの軽減や筋肉の緊張緩和、炎症症状の軽減に効果があります。
電気を深部組織に到達させ、負担をかけている筋肉の柔軟性を上げることで牽引力を低下させ、痛みを減少させます。
ショックウェーブ
痛みが長いこと続き、変化が少ないような慢性状態となっている場合はショックウェーブを行います。
慢性化した組織に刺激を与え、新生血管の再生を促し活性化させることで治癒を促進します。
また生活の中で負担になっている動きを修正し、ストレッチやトレーニングなど家で出来るケアをお伝えします。
伸筋群のストレッチ
肘を伸ばしたまま手の甲を反対の手で持って、手のひら側に曲げるようにして筋肉を伸ばします。
※痛みが強くならない程度に30秒行ってください。
伸筋群のトレーニング
膝の上に肘を置いて腕を安定させ、手首の位置を固定したまま行います。
おもりを持ち上げるときは反対の手でサポートし、力を入れないように背屈させます。
背屈させた状態からゆっくり手首を下ろし、力を入れてコントロールしながら筋肉を伸ばすトレーニングを行います。
外側上顆炎は負担がかかりやすく無意識に手を使ってしまうため難渋するケースが多いです。
痛みが出始めてから対処が早ければ早いほど、痛みの軽減も早くなります。
慢性化する前に治療を行い、家でのケアをお伝えして痛みのない日常生活を送れるようサポートします。
投球フォーム改善指導
カテゴリ: 投球フォーム指導
作成者 山本幸治
小学5年生、投球時、肘が下がってしまいます。
投球時肘が下がると、肘内側部には牽引ストレスが、外側部には圧迫ストレスが過大となり、障害を起こしやすくなります。
左右の肩を結んだライン(赤ライン)上に肘および前腕がきてほしいです。
本人は肘を挙げて投げているつもりです。
ほとんどの子が挙上筋力不足とリリース位置の認知のずれです。
実際に本人が投げている動画を見せて、自分のイメージしているものと、これだけ違っているということを理解してもらいます。
そして修正するときは極端に行います(下部動画)。
実際にはこのように肘をピンピンに伸展し投げることはありません、そしてボールや腕も挙がり過ぎていますが、腕の軌道やリリース位置を認知してもらうためにわざと極端におこなってもらいます。
なんでも筋肉の炎症⁉ 野球肘編
カテゴリ: 野球肩 野球肘


執筆者 山本幸治
「筋肉の炎症ですね」
といわれて治療していたが、しかし中々痛みが改善されず来院される野球少年が結構おられます。
野球肘とは野球競技、特に投球動作によって引き起こされる肘障害の総称です。
野球肘は年代によって病態が大きく異なり、その年代の違いによる病態をしっかりと理解することが治療をするうえでも非常に大切になってきます。
すなわち骨の成長線(骨端線)が残存する成長期か骨端線が閉鎖した成人期かで対応は全く違ってきます。
今回は野球をやっている小学生が肘の内側が痛いといった場合を考えてみましょう。
小学生時期は筋肉、靱帯よりも骨の骨端軟骨部が最脆弱部位となるため、筋肉や靱帯部が損傷することはほとんど無く、多くは骨端障害となります。
障害される場所により内側型野球肘、外側型野球肘、後方型野球肘と呼んだりします。
肘の内側が痛い場合、別名リトルリーグ肘とも呼ばれる内側型野球肘です。
野球少年が肘を痛がった場合、多くがこのタイプになります。
内側型野球肘は大きく分けて上腕骨内側上顆下端の骨端線部が損傷する場合と、上腕骨内側上顆下端の骨端核が障害される場合とがありますが、明らかに骨端核障害が多いです。
骨端核とは骨の成熟と共に現れ、成長とともに骨幹に癒合し大人の骨となります。
骨端核障害の中にも剥離骨折タイプと分離分節タイプがあります。
骨端核に不整があれば何でも剥離骨折とおっしゃる先生もみえますが、純粋な剥離骨折は少なく、多くは分離分節タイプです。
上腕骨内側上顆の剥離骨折は一発外傷になります。すなわち「あの1球で」というのが明確で、それ以前には痛みはほぼ無く、その1球後より急性発症したもので、痛みも比較的激甚です。
分離分節タイプは投げていたら徐々に痛くなってきたもので、投げて投げられないほどの痛みではなく、無理して投げ続けてしまい悪化させてしまうこともしばしばみられます。
内側型野球肘の場合、基本的には強固な固定は全く必要ありませんが、純粋な上腕骨内側上顆の剥離骨折の場合は、その程度によりギプス固定を行うこともあります。
これらの損傷は全てエコーで確認することができ、初期スクリーニングとしてはレントゲンよりも有用といわれています。
当院では運動器エコーの指導者でもある熟達した認定資格者がおります。
痛みがあれば何でも炎症!と言わずにしっかりと病状を把握して治療を行っていきましょう!
腰椎分離症と当院のアプローチ
カテゴリ: 腰椎分離症
執筆者 門野隆顕
当院には野球やテニス、バスケットボールやゴルフなど様々な競技を行っている選手や学生に来院していただいておりますが、腰部の痛みを訴えて来院される方が多くいます。
腰部痛を考える上でどんな姿勢やどのような動きで痛みが出るのか、また年齢がいくつであるかによって考えられる疾患が変わります。
今回は、そのなかでも子供にとって特に注意が必要な腰椎分離症について紹介したいと思います。
成長期の子どもが腰痛を訴えた場合、かなりの確率で腰椎分離症、もしくは腰椎分離症の前段階である腰椎椎弓の疲労骨折を起こしているといわれています。
腰椎分離症は早期発見がとても大切なので、子供の腰痛を軽く考えずに早めに診察を受けて治療を開始することをお勧めします。
【腰椎分離症とは】
腰椎分離症(ようついぶんりしょう)(以下分離症)は、椎弓(ついきゅう)と呼ばれる腰椎の後方部分が折れて分離した状態のことを指します。
「椎弓」はリング状の構造をしており、そのリングの斜め後方は細く弱い部分で、背中をそらせて捻る動作やジャンプからの着地のような動作で大きな力がかかります。
そのような動作を繰り返すことによって骨にヒビ(疲労骨折)が入り、さらに圧力が加わることで骨折(分離)を起こします。ほとんどの分離症は圧力のかかりやすい第5腰椎に起こります。
骨の連続性が保たれている疲労骨折状態で気付くことが出来れば、休養することで骨癒合が見込めますが、完全に分離してしまうと癒合する可能性は低くなってしまうため早期発見と治療が重要となります。
また両側(左右)の分離症の場合は、将来的に腰椎すべり症に移行しやすく腰椎椎間板ヘルニアになる可能性も高まるため更に注意が必要です。
成長期は骨の構造が弱いため、 スポーツを行っている小学生~高校生に発症することが多く、特定方向への動作を繰り返すスポーツ(野球・サッカー・バレー、テニス、バスケットなど)で、 発症しやすいとされており、腰痛を訴える一般人の約5%、スポーツ選手では30~40%が分離症を起こしているとも言われています。
すべての人が分離症になるわけではなく、先天的な遺伝によって腰椎が弱く、スポーツと関係なく分離症を生じる場合もあります。
体質的な要因や痛みの程度も様々であり、経過を追って観察することが重要です。
【症状】
腰椎分離症の症状は背中を反らす動作で腰痛を訴える事が多く、腰痛が 2週間以上続く場合は腰椎椎弓疲労骨折や分離症を疑う必要があります。(まれに前かがみでも痛みが出現することもあります)
また練習や試合中に痛みが出る場合や、長距離走などで痛みが出る場合も分離症のサインです。
狭い範囲にズキッと響く痛みや叩打痛、圧痛、痺れなどを認める場合があります。
多くは骨が未発達な成長期の小学生~高校生(特に中学生頃)に起こります。
遺伝により元々腰椎が弱い場合もありますが、多くは腰を反らす動作やジャンプ、体を捻る動作を繰り返し行うスポーツで、脆弱部である腰椎の後方部分に亀裂が入り分離症となります。
野球、サッカー、バレーボール、テニス、バスケットボール、ラグビー、柔道などの競技はジャンプからの着地、特定の同一方向への身体の捻りといった動作を繰り返すスポーツの過度な練習が原因となるケースが多いとされています。
そして身体の使い方に問題がある場合も多く、分離症になった人の特徴として股関節や胸椎が硬いまま長時間練習や試合を続けておこなったといった特徴があります。
腰は本来動きの少ない関節ですが、腰の上下の関節である股関節や胸椎の可動域が狭いために腰がその代償運動を行い、その蓄積によって疲労骨折や分離症となります。
【原因】
スポーツを続けるためには体の柔軟性を獲得し、腰に負担がかからない動きを習得することが重要です。
そして練習やトレーニング時間が長く、休養できないことも原因の一つになります。
体を回復(修復)させる時間が短ければダメージが蓄積され、いずれケガとなって現れます。
JOINT BY JOINT theory
関節は動きの大きい関節(Mobility)と動きの小さい関節(Stability)が交互になっており、腰はStability、つまり動きの少ない関節となります。
腰を挟んでいる胸椎と股関節はMobility、動きの大きい関節となります。
このMobility関節である胸椎と股関節の可動域が制限されるとStability関節である腰椎が動かざるを得ない状況となり、その負担の蓄積が分離症となって現れます。
腰の障害を改善するためには胸椎や股関節の可動域を確保する必要があり、この可動域が改善されないまま復帰しても再発する可能性が高くなります。
【判断基準】
まず始めに理学所見として、身体を反る・捻る際の痛みや腰椎の棘突起を押した時の痛みなどを検査します。
痛みが強く出る場合や2週間以上痛みが続いている場合は専門医を紹介し、腰椎分離症の診断に必要な画像検査(レントゲン、 MRI、 CT)をしていただくことを勧めています。
分離症を早期発見するためには、レントゲンで特に異常なしと言われた場合でも、より精査する必要があります。
身体所見などから腰椎分離症の疑いがあるが、レントゲンで分離がはっきりしない際にはMRIが必須です
。
MRIでは椎弓の骨髄浮腫を確認し初期分離症(疲労骨折)の診断が行われます。
MRIの中でも初期の腰椎分離症を発見するにはSTIRという撮影法が重要です。
分離しているところ(椎弓根)の内出血や骨の浮腫などを捉えることができ、早期発見・早期治療を行うことができます。
進行度合い(病期)や分離部の骨癒合の経過を判断する目的にはCT検査が有用です。
(Alqarni. Physical Therapy in Sport. 2014 1.Clinical tests to diagnose lumbar spondylolysis and spondylolisthesis: A systematic review)
腰椎分離症の病期は、椎弓にひびが入った状態の初期、分離が進んでいく進行期、完全に分離した終末期(偽関節型)という3段階に分類できます。
終末期まで進行している場合は骨癒合をほとんど望めません。
※片側分離の場合の目安期間
初期 | 進行期 | 終末期 | |
癒合期間 | 2~3か月 | 4~6か月 | 1年 |
癒合割合 | 80~90% | 50~60% | 0~20% |
【治療法】
分離部の骨が癒合(骨がくっつくこと)する事を治療の第一目標とします。
骨癒合が望める初期、進行期の場合は負担をかけないように生活指導を行い、腰部を動かさないよう注意しながら治療と運動療法を行います。
当院ではハイボルテージ治療や超音波治療などを行い、疼痛コントロールとともに癒合しやすくなるよう治療します。
超音波治療のなかでもLIPUS(低出力パルス超音波)は、骨折の早期癒合にエビデンスがあります。
痛みが消退してきたら運動療法をおこないます。
運動療法は胸椎、股関節を中心に体の可動域が狭い場所のストレッチや体幹部のトレーニング、動作のエラーも同時に改善します。
また家でもストレッチしていただくよう動画を送り、復習できるようにしています。家でもケアすることで復帰が早くなります。
当院では学生も多く、試合が近い場合やどうしても出たい試合が間近にあるなど、どうしても競技をしなければならない場合があります。
痛みやケガの状況を把握し、最大限選手の希望を聞きながら様々な治療プランを提案して
‘‘その時の最良の選択‘‘ができるようお手伝いします。
腰部痛や分離症でお困りの方は当院に一度ご相談ください。
それって本当に梨状筋症候群?(椎間板ヘルニア 坐骨神経痛 梨状筋症候群 Deep Gluteal Syndrome)
カテゴリ: 坐骨神経痛 梨状筋症候群
執筆者 山本幸治
坐骨神経痛で悩まれている方は非常に多いですね。
坐骨神経痛を呈する代表が腰椎椎間板ヘルニアです。
腰椎椎間板から脱出した髄核が神経を圧迫することによって坐骨神経痛が出現します。
腰椎椎間板ヘルニアについては前記事をご覧ください。
腰椎椎間板ヘルニア以外にも坐骨神経痛を呈するものは多くあります。
その代表が梨状筋症候群です。
【梨状筋症候群とは】
坐骨神経はこのように梨状筋の下から出てきて下肢へ走行しています。
ここで圧迫されて坐骨神経痛を呈するものを梨状筋症候群と呼んでいます。
教科書的には坐骨神経はこのように梨状筋の下から出てくるとなっていますが、実はそうでないものもたくさんあります。
坐骨神経と梨状筋との解剖学的バリエーション(Beaton, 1937より引用)1)
20年前にもなりますが、ボクが行ったアメリカの大学での3ヵ月間の解剖実習でもご検体6体中、2体に破格(坐骨神経が梨状筋の下からではなく、梨状筋実質を貫通しているもの)見られました。
今まではこの臀部で坐骨神経が絞扼され神経痛を呈するものは梨状筋が原因とされてきました。
しかし近年では、深臀部症候群(Deep Gluteal Syndrome)という報告が散見されるようになってきました。
【深臀部症候群(Deep Gluteal Syndrome)】
深臀部症候群(以下DGS)とは、「坐骨神経の非椎間板性及び骨盤外性絞扼を原因とする臀部から鼡径部への疼痛を呈する症候群」2)と定義されています。
つまり、坐骨神経痛を呈するものには、梨状筋症候群以外にも病態が存在するということが解ってきたのです。
臀部の解剖学的な異常が神経のスぺースを狭小化させ、坐骨神経のみならず、上殿神経、下殿神経、後大腿皮神経、陰部神経などを絞扼し臀部から下肢痛、鼡径部痛に至るまで症状が発せられます。
この臀部スペース内での坐骨神経の絞扼には以下のものが考えられています。
1.梨状筋
2.血管を含む線維性バンド
3.臀筋群、ハムストリングの瘢痕化
4.双子筋-内閉鎖筋複合体
5.血管の異常性
6.スペース占拠性病変
7.外傷や複数回の手術
通常、坐骨神経は股関節の動きに伴って、旺盛に滑走・移動していますが、このDGSによって絞扼されると、癒着を起こすと同時に神経も虚血状態となり、組織が酸欠状態となることにより強い神経痛を呈するのです。
【治療】
当院ではDGSによる坐骨神経痛を、どこで神経が障害されているか、超音波エコーにより特定するとともに、エコー下でハイボルテージ施療や手技によるリリースを行っております。
それにより今までなかなか改善されなかった臀部や足の痺れが解消されることを経験しております。
なかなか改善されない臀部から下肢への痛みや痺れでお悩みの方、お気軽にご相談ください。
1)Beason LE, Anson B.J. The relation of the sciatic nerve and its subdivisions to the piriformis muscle. Anat Record. 1937;70:1-5.
2) McCrory P, Bell S. Nerve entrapment syndromes as a cause of pain in the hip, groin and buttock. Sports Med 1999; 27: 261–74.
パーソナルトレーニング テニスver.
カテゴリ: パーソナルトレーニング
当院ではパーソナルトレーニングを行っております。
最初に改善したい部分や動きをヒアリングし、体の動きや筋力、可動域の評価やデータを取ります。
そのデータを基に、一緒に相談しながら身体機能の向上を目指すトレーニングやストレッチなどを行います。
スポーツ選手からの要望も多いため、競技特性に合わせたメニュー作成と個々の身体に合わせてパフォーマンスを向上させるトレーニングも行っています。
今回はテニス選手のパーソナルトレーニングを行いました。
パフォーマンスを上げたい、筋力を上げたいとの要望だったため、In-Bodyで体組成の測定、可動域測定、FMSテストによる体の評価を行った後、トレーニングを行いました。
テニスのステップ動作で必要な筋力やバランス能力、下肢からエネルギーを発揮するための殿筋群のトレーニング、効率よくインパクト時にパワーを伝えるための体の使い方などをお伝えさせていただきました。
徐々にメニューの難易度や負荷を上げ、パフォーマンスアップを目指します。
体を変えたい、、運動する機会がない、運動したいが何をしていいのかわからないなどお悩みの方は一度ご相談ください。
腰椎椎間板ヘルニア
カテゴリ: 椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニア
【椎間板ヘルニアとは?】
椎間板ヘルニアとは、椎骨の間でクッションのような役割をする椎間板が変性して突出し、近くにある神経を圧迫することでさまざまな症状を引き起こす病気です。
ヘルニアとは“本来あるべき腔から逸脱した状態”という意味を指します。
椎骨は背骨の骨のことで、首に7個、胸部に12個、腰部に5個存在します。
姿勢を維持する支柱としての役割や、脊椎の中心部にある脊髄・馬尾を守る役割を持ちますが、椎骨の間の椎間板へ反復した圧縮負荷、重いものを持ち上げるなどの過度な荷重、遺伝的因子などにより椎間板に変性が起こりヘルニアを発症します。
腰椎椎間板ヘルニアは下位頸椎や胸椎にも起こりますが、下位腰椎(L4/5,L5/S1)が最多です。
【症状】
・腰痛
・下肢の痛み
・下肢の痺れ、知覚障害
・下肢の筋力低下
・膀胱直腸障害 など
【腰椎椎間板ヘルニアの診断基準】
1.腰下肢痛を有する(主に片側、ないしは片側優位)
2.安静時にも症状を有する
3.SLRテストは70°以下陽性(ただし高齢者では絶対条件ではない)
4.MRIなど画像所見で椎間板の突出がみられ、脊柱管狭窄を合併していない
5.症状と画像所見が一致する
(引用:腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン)
【腰椎椎間板ヘルニアの病態と発生メカニズム】
過度な負荷がかかったなど突然痛みが出現するような急性期では、椎間板の繊維輪に損傷が起こり、髄核が後方に移動することで脊髄神経を圧迫し、これが機械的ストレスとなることで痛みに繋がります。
発症の男女比は2~3:1と男性に多く、後発年齢は20~40歳代と若い世代に起こりやすいと言われています。
仕事や運動など大きな負荷がかかる動作を行うことが多い世代によく見られ、このような急性の痛みの場合は神経への圧迫ストレスを取り除き、炎症を抑えることで痛みが減少します。
次に最初は違和感から始まり、徐々に痛みが増して日常生活に支障をきたすような急性以外の腰椎椎間板ヘルニアはこのような経過をたどって発症します。
ステージ |
Ⅰ | Ⅱ | Ⅲ | Ⅳ | Ⅴ |
組織変化 | 微細損傷 | 炎症 |
骨増殖・吸収/軟骨変性 |
変形 | |
X線変化 |
骨棘形成・疲労骨折/関節裂隙狭小 |
変形性関節変化 |
|||
MRI所見 |
MRI-STIR 画像高信号変化 |
軟骨変性 | 神経圧迫所見 | ||
症状 | 違和感 | 運動痛 | 運動後の疼痛 | ADL障害 |
可動域制限・神経障害 |
X線所見に基づく分類 |
機能的障害 | 機能的障害 | 機能的障害 | 器質的障害 | 器質的障害 |
腰椎椎間板ヘルニアの発生機序として、上記のステージⅠ~Ⅲの過程を経て腰椎椎間板ヘルニアを発症します。
以前から違和感や運動時痛など何かしらのサインがあったものの見過ごし続けた結果、最終的に腰椎椎間板ヘルニアが起こったということが考えられます。
【慢性化した腰椎椎間板ヘルニア】
急性期のヘルニアの痛みは神経由来のものですが、慢性化したものは本来のヘルニアとは区別して治療アプローチすべきだと考えています。
急性期の痛みは神経圧迫の機械的ストレスにより炎症が起きて痛みを出しますが、昨今の研究により神経は生理学的に椎間板の圧迫力では痛みは起こらないと考えられるようになってきました。
「腰痛のない健康な人」と「ヘルニアと診断された人」を対象とした研究によると、健康な人の85%に椎間板の変性があり、さらに76%に椎間板ヘルニアが発見されたという研究結果が示されています*。
つまり、椎間板の変性やヘルニアがあれば必ず痛みが生じる訳ではないということになります。
画像上ではヘルニアの所見があるにもかかわらず、痛みを感知していない人も多く、本当にヘルニアによる神経圧迫で痛みが起こっているなら、手術で圧迫を取り除けば100%痛みが良くなるはずですが、術後も痛みが残存する方が多いのはヘルニアによる神経圧迫が原因でなかったということになります。
(*参考文献)
el Barzouhi A et al.Magnetic Resonance Imaging in Follow-up Assessment of Sciatica.N Engl J Med 2013; 368:999-1007.
【では何が痛みの原因なのか?】
腰椎椎間板ヘルニアによる痛みで最も典型的なのは神経根炎です。 しかしそれ以外にも脊柱管狭窄、腰椎椎間板変性症、関節炎などを起こす事が有ります。
〈脊柱管狭窄症〉
腰部脊柱管狭窄症は脊柱管の背面にある黄色靱帯などが肥厚して脊柱管を狭くした結果、腰部や下肢の神経の血流が悪くなって起こります。症状としては歩いている際に腰を反るような姿勢になることで脊柱管が狭くなり、腰部や下肢にしびれや痛みなどの症状が出現します。また前屈や座って休憩することで軽減するのが特徴です。
〈椎間関節炎〉
椎間関節炎は、椎間板の関節を抜ける神経が炎症をおこし、痛みが発生します。仙腸関節炎は、骨盤の仙腸関節に炎症がおき、痛みが発生します。関節炎の治療は、状況に応じていつくかの方法があります。
〈腰椎椎間板変性症〉
腰椎椎間板変性症は、椎間板の線維輪が変性することで発生します。椎間板が損傷などにより本来の椎間板の形が保てなくなることで変形が始まり、椎間板の機能が低下することで腰痛などの症状を引き起こします。
椎間板に入った亀裂から椎間板内の髄核が漏れ出すことで、神経に炎症が起こり足の痛みや痺れなどの症状が出ます。また、椎間板の劣化により椎間板の高さが減少し、骨と骨との距離が近づくので、衝突しやすくなります。衝突を繰り返すと骨棘と呼ばれる骨のトゲのようなものができたり、椎体そのものの変形が生じたりすることで変形性腰椎症になります。
この変形により骨の表面や周囲の組織などに炎症が生じて、神経由来の症状の他に腰やお尻回りなどにも痛みが発生します。
【腰椎椎間板ヘルニアになる本当の原因】
まず最初に考えなくてはいけないことは、そもそも何故ヘルニアが起きる程の負担が腰椎にかかったのかということです。
慢性的に腰椎へ何らかの負担がかかっていたことにより発症したため、どのような動作や負荷で起こったのか原因を探らなければ再び繰り返す可能性があります。
何故腰椎へ負担がかかってしまったかを考える際、腰椎の上下にある〈胸椎〉と〈股関節〉を評価することも大切です。両者はどちらも回旋可動域が大きく、対して腰椎は回旋には乏しい関節の構造をしています。
つまり〈胸椎〉と〈股関節〉の回旋可動域が低下すると腰椎でその動きを代償することでストレスがかかり、椎間板に変性が起こってくる可能性があるということが考えられ、痛みのある関節(腰部)以外に原因がないか探ることが重要となります。
またヘルニアで訴えの多い臀部〜大腿外側の痛みや坐骨神経痛に代表される下肢の神経症状は特に股関節周囲の筋群の緊張や筋疲労による痛みの出現場所とも一致するため、実は股関節周囲筋群の筋スパズムやトリガーポイントが原因だったということも多くあります。
痛みの原因と理由を正しく理解して、何度も繰り返さない体を作ることが重要です。
【痛みを繰り返さない体を目指す】
腰椎の椎体一つ一つに椎間関節が存在し、それぞれがわずかに動くことで負担を一箇所に集中させることなく分散させています。
腹直筋や脊柱起立筋といった大きなアウターマッスルでは椎間関節の細かい制御は不可能で、アウターマッスルメインの運動では、必ずどこか局所的に負担が強くかかってしまいます。
それが好発部位でもある、L4/5、L5/S1となります。
腰痛=腹筋、背筋トレーニングというイメージがある方もいると思いますが闇雲に腹筋や背筋などのアウターマッスルを鍛えることが良いとは限らず、腹横筋や多裂筋、回旋筋、半棘筋などといったインナーマッスルによる細かい制御(モーターコントロール)を行うことで、アウターマッスルも効果的に機能することができます。また腰椎と股関節を繋ぐ唯一の筋である大腰筋の働きも重要です。
正しい体の使い方を再獲得し、腰の周囲の筋肉を鍛えることにより症状の軽快と再発しない体を作ることにより完治を目指しましょう(モーターコントロールアプローチ)。
・腰椎椎間関節が一つ一つ動くこと
・胸椎や股関節に制限がないこと
・多裂筋や腹横筋、大腰筋といったインナーマッスルが機能していること
これらの条件を揃えることにより腰のへ負担を軽減でき、痛みの出にくい体へと変えていくのが最善の治療と考えています。
【有効な運動療法(モーターコントロールアプローチ)】
多裂筋トレーニング
〈クロスエクステンション〉
・四つ這い位になります。
・対角の手と足を上げ、姿勢を保持します。
・腰を反らさないよう気を付けながらゆっくりと元の姿勢に戻ります。
3秒かけてゆっくり手足を伸ばし、3秒かけて四つ這い位に戻ります。
腹横筋トレーニング
〈ドローイン〉
・仰向けに寝て膝を立てます。
・息をゆっくり吐きお腹をへこませていきます。
・息を吐きこれ以上お腹がへこまないというところまで吐ききったら、その状態をキープしながら浅い呼吸を繰り返します。
10~30秒キープしましょう。
大腰筋トレーニング
〈バイシクルクランチ〉
・足を伸ばした状態で仰向けになり、両手を頭の後ろで組みます。
・両足を浮かせたまま片膝を90°程曲げ、上半身を起こしながら対側の肘と膝が触れるよう同時に引き寄せて体を捻ります。
左右交互に20回×3セット程度行います。
腰痛(腰部痛)のストラテジー
カテゴリ: 腰痛


腰痛(腰部痛)の治療戦略
腰痛に対して腰部の安定性の確保が重要なことは再三申し上げておるところですが、急激かつ継続的で強靭な腰痛がある場合、局所の疼痛(痛み)を軽減、消失させることも非常に重要であります。
強い腰痛が発生した場合、我々は何を考え施術を行っていかなければならないでしょう?
先ず考えなければならないのはRed Flagsです。
Red Flagsとは危険信号という意味であり、腰痛におけるRed Flagsは腫瘍、脊椎炎症、骨折などの生命に危険性を及ぼす恐れのある重篤な脊椎疾患を指します。
ただ単に腰痛と思っていても、それら重篤な疾患が隠れている恐れもあります。
先ずはそれらを的確に除外するため、Red Flagsを見極め見逃さないようにしなければなりません。
Red Flags
●年齢:<20歳、55歳<
●安静時痛(活動性に関係の無い腰痛)
●胸部痛
●癌・ステロイド治療・HIV感染の既往
●栄養不良
●体重減少
●広範囲に及ぶ神経症状
●構築性脊椎変形
●発熱
当院で問診を重要視するのは、Red Flagsを見極める必要があるからでもあります。
続いてRed Flagsが無かった場合(Red Flagsが認められた場合、専門医を紹介致します)、神経症状の有無を判断いたします。
神経症状がない場合、現在では多くは非特異的腰痛であると推察されています。
非特異的腰痛とは検査をしても明らかな原因や病気が認められないような腰痛を指します。
非特異的腰痛の場合、病院では検査をしても異常が認められないため、治療のおこないようが無いとなることが多いのが現状です。
非特異的腰痛は姿勢や動作不良などで起こることも多く、姿勢や動作を見る我々の得意分野であります。
また神経症状がみられる場合は、その症状において的確に障害されている神経を特定し、その原因を追究し、その原因を取り除くとともに症状緩和を目指します。
どのような神経症状がどのような神経障害によって引き起こされるのでしょうか?
ただ単に何でも坐骨神経痛にしてしまってはいませんか?
実はそれほど単純でもありません。
痛みの出現場所により、おおよその特定をすることも不可能ではありません。
・脊髄硬膜枝
・傍脊椎神経
・後枝外側枝
・後枝内側枝
・上殿皮神経
・中殿皮神経
・仙骨神経
・上殿神経
・下殿神経
・坐骨神経
…
等々
脊椎後面(腰殿部)だけをとってもこれだけの神経障害が考えられます。
当院では、それらを問診、触診、理学検査、エコー検査を駆使して解消、解決に導きます。
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受付・施術時間 (予約制)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | - |
午後 | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | - |
午前9:00~12:00
午後4:00~8:00
(土曜午後は7:00まで)
祝祭日施術有り。
(大型連休を除く)
休院日
水曜・日曜
*急患の場合はこの限りではありません。お電話して下さい。
所在地
〒502-0909岐阜県岐阜市
白菊町5-10
駐車場あり
058-297-1779